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小さな会社の経理活用術2

●月次定例の役員会・経営会議とは?                 

1.毎月一度計画と実績のチェックをします。当月・累計実績・予算・前期との差異分析により異常値・問題点をチェックします。

2.毎月一度計画・実績による予想決算書を作成します。予想決算で黒字なら決算対策を。赤字なら益出し対策が事前に打てます。

3.毎月一度、実績・予定資金繰り表を作成します。資金の計画的な調達・運用が可能となります。

4.毎月一度、予想納付税額計算書を作成します。これで、納税資金の準備ができます。


●経営計画を絵に書いた餅で終わらせないために・・・                      

会社の経営管理は、「経営計画を作成すること」がゴールではありません。今までは、経営計画の作成自体が目的となって、出来上がった経営計画を経営に活用されていないケースが意外に多く、経営計画が「絵に書いた餅」で終わっていました。これまでの経営計画はなぜ活用されなかったのでしょうか?

(1) 「経営計画」は「決算予測」「税額予測」「資金予測」が出来て初めて経営者に役立つ
針路に間違いないか?月次定例の役員会・経営会議を開催し、正確な月次決算書で計画と実績のズレ、決算予測を管理します。これによって「経営計画の必要性、正確性」が明確になります。

(2)月次定例の役員会・経営会議で資金チェック
経営計画と月次決算により、正確な予想・実績資金繰り表を作成します。正しい資金予測を見ながら、投資計画、運転資金計画、納税資金計画、新規事業計画、銀行等への資金調達交渉を行います。

また経営会議の実施により、次の点が解消されます。

◎経営とは「仮説と検証」の繰り返しとも言われますが、今まではせっかく立てた計画(仮説)も実行されずに終わり、検証を行なうことができませんでした。

→「月次定例の役員会・経営会議」で、毎月の月次決算と計画のズレをチェックし、実行された計画(仮説)を検証する場所にしましょう。これによって、作りっ放しの「経営計画」ではなくなります。

◎慎重かつ綿密に計画を策定しても、経営環境は日々変化し、残念ながらその通りにはいかない場合が多いものです。

→重要なことは、常に先行きを見通した経営を実行することです。経営陣が年初に計画した予想数値と実際の実績数値とのズレを検証し、誤差の原因は何か、どのような改善策・打つ手があるのかを決算予測数値を眺めながら判断していくことが本当の経営ではないでしょうか?

■ポイントは毎月の定例日に経営会議を開催すること
毎月10日・第三金曜日・25日等決まった日に会社の経営陣の意思決定会議を実施することが定着化するコツです。

経営環境が不透明な今こそ、パソコン会計を活用し、経営者の夢と現実を繰り込んだ経営管理システムで心地よい経営を実現してください。
2011年5月5日更新
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