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所属税理士

平成28年に税理士登録いたしました山本啓二でございます。
昨年7月に国税を定年退職し、アイファー税理士法人にてお世話になっております。
私、国税では法人と査察に籍を置いておりました。昭和58年に最初の転勤で査察部に配属され通算12年間国税査察官として強制捜査に従事しました。たまたま配属された部署がガサ入れ(強制捜査)直後の担当班で物読み(証拠書類の検証)の真最中でした。国税局の地下室で一日中コピーする日々が続きました。朝出勤すると地下室へ直行し、昼は15階の食堂へ、太陽の光を目にするのはこの時だけで、局を出るのは毎日9時10時。新人には何の説明も無いので、俺は、とんでもないところ(ショムニみたい)に転勤したのかと、これから何年も地下室勤務なのかと思いました。
一週間が経ち、無事5階(査察部)の自分の席に出勤することができるようになり、一安心しました。当時の査察部は不親切なところで、「仕事は盗んで覚えろ」的な風潮があったようで、とにかく何をするのかの説明が無いもので一年生には何が何なのか、誰が誰なのか分からない中での集団行動でした。
最初の事件着手は、大型困難事案で夜12時まで捜索が終わらず、各自持場終了後1番(事件本体、捜査対象本店)に集合させられて、相手方も関係者が集合しており、最後は総勢何百人もなってしまいました。末席の私などは、何がどうなっているのかさっぱり分かりません。大体、新人には誰が査察官で誰が相手方かも分かっていない状態です。すると突然、解散という声が聞こえると同時に蜘蛛の子を散らすように回りの査察官がまとまってタクシーに乗り始めました。気が付くと誰もいません。幸い、先輩に手を引いてもらえたので、その場から無事脱出することができました。とにかく、自分以外は誰もたよりにできません。
事件日の張付けは、他部門の人と組むことが多々ありますのでこちらが新人で何も解らないことが解っていません。当然解っているものとして何の説明も無く指示が来ます。
「これ、押さえとけ」 両手で抑えると、「アホ、差押えとけ」となります。
「しめとけ」と言われれば、作成書類の最後に「以下余白」と記して追記できないようにすることですが、いきなり「しめとけ」と言われても何をしめていいのか解りません。
 先輩の新人主査が、「一生懸命勉強します。」とあいさつしたら「ここは、勉強するところと違う、仕事するとこや」と怒鳴られていました。来たくて来たわけじゃ無いのに、気の毒に。
 34年前の新人にとっては、右も左も分からないとんでもない世界でした。昨年もまた、右も左も分からない状態でしたが、幸い難しい上司も怖い先輩もおらず、職場の皆様、税理士会の皆様のおかげで何とか生きております。
 今後ともお引き立てのほどよろしくお願いいたします。
2017年9月21日更新
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