先日、株主総会へ行ってきました。会社名は「株式会社壱番屋」。そう、CoCo壱番屋でおなじみのカレー屋さんの会社です。この会社の株主総会に出席するのは3年ぶりです。
総会会場は、ウェスティンナゴヤキャッスル。総会出席者は推定1500人ほどでしょうか。ここの株主総会の売りは、総会後に懇親会と称してバイキング形式の食事が「タダ」でできることです(もちろんカレーも食べられます)。その懇親会会場では役員と直接話をすることもできます。さらにお土産として商品券が1000円分付いてきます。
まず社長が事業報告をし、決算等の状況についてモニター(会場の中には6台くらいの大画面モニターがありました)を使って詳しく説明した後、株主との質疑応答に入りました。
Q.株主優待券は、決算書のどこに現れているのか。
A.損益計算書の販売費および一般管理費の中の「交際費」の中に入っている。約20万枚使われたのでおよそ1億円が計上されている。
Q.既存店の活性化について
A.ストアレベルマーケティング(個々のお店ごとの実態に合わせてマーケティングを行う)を今後さらに進めていきたい。
Q.ランチについて、1000円程度のランチメニューを作ったらどうか。
A.実際にランチを行っている店舗がいくつかあるが、今のところ全体でランチメニューを置く予定はない。
Q.高速道路のサービスエリアで初めて出店を行った(滋賀県の多賀S.A.)が、今後の他のサービスエリアへの出店見通しは?
A.高速道路会社に要望は出しているが、今のところ不明である。
Q.カレーにダブルトッピングをすると、量が多すぎるので、ハーフトッピングはできないか?
A.以前テストをしてみたが、かんばしい結果が出なかったので現在は行っていない。今後検討する。
Q.CoCo壱番屋の高級カレー店を岐阜と富山に出していたが、もうやめてしまったのか。今後出店予定は?
A.今のところ予定はない。
Q.パスタ・デ・ココのスパゲティは女性・子供には量が多く単価も高いが。
A.確かに油を多く使っているので重いと感じる方がいる。今後検討する。
注 パスタ・デ・ココとは、壱番屋が運営しているあんかけスパのお店のことである。全国に30店舗ある。
Q.貸借対照表の中の「投資有価証券」約15億円の内訳は?
A.取引先の株式が約13億円、その他同業他社の株式がある。
Q.海外の店舗と日本の店舗とではカレーの味が違うのか?
A.ルーはほとんどが日本製でそれを海外に持って行っているが、BSE(狂牛病)の問題で、動物性油脂が輸出できないので、ルーから動物性油脂を抜いたものを海外へ送り、現地で動物性油脂を混ぜている。さらに水が国によって違うので、若干味が違ってくるが、基本的な味は同じである。
Q.来店ポイントなどは付けないか?
A.三重県全店舗で行ったことはあるが、全国一斉に行う予定はない。
Q.ツイッターを使うことはないか?
A.公式サイトを開設予定である。
まだまだ他にもいろんな質問がありました。皆さんいろいろ考えますねぇ。