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【時事解説】EV(電気自動車)ブームの終焉は本当か その2
最近、EV普及政策の見直しによる「EV失速」がささやかれています。米大手自動車メーカーは、EVの損失が響き、2025年10~12月期決算は最終赤字となり、方向転換を余儀なくされています。ほかの米企業も、EVの開発・生産の撤退や、EV生産からヒト型ロボットの生産に転用するなど、それぞれEVから他へ方向転換を発表する企業が現れています。EV計画を見直す動きは日本車にも広がっています。ある日本メーカーは2027年にEVの世界戦略車を販売する予定でしたが、2029年以降に延期すると発表しました。
その中、ハイブリッド車(HV)を再評価する声が生まれています。HVとは、エンジンとモーターで走る車を指し、エンジンだけで走行するよりも燃費が良く(CO2削減に貢献)、かつ航続距離が長い点が特長です。EVより価格が安い傾向があり、消費者の間では代替的な環境車としてHVへの注目が高まっています。ある大手自動車メーカーでは、世界でHVの販売が好調で業績の押し上げに貢献しました。
こうした状況を反映するかのように、北米の国際自動車ショーも様変わりしています。北米自動車ショーは、自動車業界の最新トレンドやニーズを把握するのに最適な場所として知られています。各社の展示内容は、バイデン前政権時はEVが主流でしたが、最新では、HVやガソリン駆動の大型ピックアップトラック、手ごろな価格の多目的スポーツ車(SUV)が増加。かつて目玉の1つだったEVは片隅に追いやられました。
とはいえ、長い目で見ればカーボンニュートラルを目指す流れは変わらないでしょう。足元では販売が減速しているものの、将来、EVはHVを上回って普及すると見込まれています。自動車メーカー各社は需要が高いHVなどに注力して、普及期までの過渡期を乗り切る時期にあるといえます。(了)
(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2026年3月31日更新
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