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「ゼロカーボンパーク」を宣言 長崎・雲仙市 国立公園指定90年で式典

 雲仙岳周辺が日本最初の国立公園に指定されて90周年を祝う記念式典が3月24日、長崎県雲仙市小浜町の雲仙観光ホテルであり、雲仙市は脱炭素化に取り組む国立公園「ゼロカーボンパーク」に九州で初登録したと発表しました。
 ゼロカーボンパークは脱炭素化と持続可能な観光地を目指す国立公園を環境省が登録する制度です。全国34公園のうち今回で15カ所目です。雲仙市は3月16日に登録し、地獄の熱で水を温めて暖房や給湯に使う「燗つけ」のツアー開発などを計画しています。
 記念式典には伊藤環境相をはじめ国や県、島原半島3市の首長ら約200人が参加しました。観光関係者ら7人が登壇したパネルディスカッションで、雲仙旅館ホテル組合の福田組合長は「雲仙は国立公園、世界ジオパークと、世界中が欲しいものがある。魅力を深掘りして歴史とともに生かしたい」と述べ、指定100年へ機運を高める決意を新たにしました。
 雲仙国立公園は1934年3月16日に指定され、56年に熊本県の天草地域が加わり現在の「雲仙天草国立公園」に改称しました。

長崎新聞1
2024年4月3日更新
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