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【時事解説】仮想通貨の普及で変わる支払いの形 その2

 インターネット上でやり取りするお金、仮想通貨が注目を集めています。最近では、仮想通貨で支払いができるレストラン、ビックカメラなどの小売り、格安航空、LPガスなど、多岐にわたり利用が可能になっています。

 仮想通貨が注目される理由は大きく二つあります。一つは、優れた利便性です。仮想通貨の多くは、支払いがスマートフォンなどで簡単に決済できるようになっています。しかも、日本だけでなく世界各国共通で利用できます。結果、海外旅行でわざわざ外貨を用意する必要がなくなります。また、送金手数料が安いので、国内での振り込みだけでなく海外送金なども安くできます。

 もう一つは、仮想通貨を売買することで得られる利益です。ビットコインをはじめとする仮想通貨の多くは、価格が買い手と売り手の需給で決まります。最近、仮想通貨への期待に伴い、ビットコインが急騰し、米国では3月1,000ドルだった価格が5月には1,900ドルにもなっています。その反面、急落のおそれもあり、投機的な売買の対象にもなっています。その中、三菱東京UFJ銀行が発行する「MUFGコイン」は1コイン=1円に定められ、暴落の心配をせずに利用できます。

 見方を変えると、仮想通貨は法整備が整っていない分、リスクは伴いますが、ビジネスに関するメリットの宝庫ともとらえることができます。今後、さらに普及した時、小売業やサービス業では、仮想通貨を取り扱うことが顧客満足度を上げるための要因となります。とくに外国人客の集客、売上向上のきっかけとして期待もできます。また、振り込みや海外送金を仮想通貨にすることで、送金手数料などの経費削減も期待できます。(了)

(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
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