＜領収書＞現金払いのもの（通帳からの支払いは含みません）
Ⅰ 領収書の綴じ方
A4の用紙に領収書を日付順に貼付(のりづけ)をお願いいたします。
A4用紙であれば裏紙でも構いません。ただし、領収書を1ページに重ねすぎて見えにくくならないように注意して貼付をお願いいたします。A４バインダー等で日付順に保存をお願いいたします。貼付後、その順番に従ってフリーウェイ経理への入力をお願いします。
「入力の流れ」
データ入力→仕訳データ入力→年間入力でＯＫ→左上の追加をクリック→日付、借方、貸方、金額、摘要を入力
（注意）請求書や通帳からのお支払のものにつきましては、この領収書に含めないようご注意ください。また、クレジットカードで支払われた領収書についても、通帳から出金があるため、現金の領収書とは分けて保管をお願いいたします。
⇒現金払いの領収書のみ貼付をお願いいたします。クレジットカードや口座引落など、通帳からお支払いの領収書も貼付するとフリーウェイ経理に二重で入力してしまう可能性があるのでご注意ください。
Ⅱ 入力方法
（１）費用項目
【仕訳】費用科目（例：消耗品費）××× ／ 現金 ××× となります。
摘要欄に何を購入されたのか以下のように具体的に入力をお願いします。
摘要欄 USB代／ヨドバシカメラ （品物の内容／店名）
左側の科目（例：消耗品費）は購入したものの内容に従って適当な科目で入力をお願いい
たします。なお、金額が一つのもので10万円を超えるものにつきましては、器具備品など
資産として入力をお願いいたします。
支払のみ入力しますと、会計上の現金残高がマイナスとなります。
会社の現金が増加する仕訳は以下の通りとなります。
①通帳から現金を引き出したとき
現金 ××× ／ 普通預金 ××× と入力。摘要欄は「引き出し」
②会社に社長等が現金を貸したときは、
現金 ××× ／ 役員借入金 ××× と入力。摘要欄は、貸し付けた方の「氏名」
⇒入力にあたって、会社のお金と社長のお金を明確に区分していない場合には、現金ではなく、役員借入金で入力する形でも問題ありません。
【仕訳】 消耗品費 ××× ／役員借入金 ×××
この場合、会社の経費を社長が立て替えている形になりますので、どこかのタイミングで会社が社長に返済する形になります。
（２）飲食代について／現金払いのケース
①取引先と食事をした場合
（例）2月12日 接待交際費 ××× ／現金 ×××
摘要叙々苑／接待 鈴木、佐藤、中村の計3名
→摘要欄に店名と誰が参加されたのか及び人数の記載をお願いいたします。
②従業員と食事した場合
（例）2月12日 福利厚生費 ××× ／現金 ×××
摘要 つぼ八／社員食事会
→従業員と食事した場合には参加者の氏名は不要です。ただし福利厚生費（損金）になる
ためには、社内行事として行われる食事会で従業員に一律に提供されるものである必要が
あります。
※会計データの入力数字と領収書の金額が合致するよう注意して入力をお願いいたします。なお、領収書は後日突合ができるよう、金額を合計せずに1枚1枚入力をお願いします。
※現金払いのものにつきましては、お客様の入力が正しいものとして当事務所では処理
を行いますので注意して入力をお願いいたします。
※会社には領収書の保管義務が１０年間課されております。税務調査があった場合には、
提示を求められますので、なくさずにきちんと整理して保管をお願いいたします。
※当事務所では、上記の現金の入金・出金のみお客様に入力をお願いしております。
3ヶ月ごとに、通帳のコピー、請求書（売上、経費）、給料明細等をいただければ、現金以外の部分についての入力をさせていただきます。
※お客様の方で現金部分以外についても入力いただいて問題ありません。
社内ですべて入力（自計化）いただいた方が適時に会社の財政状態や経営成績及び資金
繰りの管理ができるというメリットがあります。
下記については現金部分以外の入力方法について記載しております。
通帳からお支払いのもの
Ⅰ 請求書の綴じ方
継続して取引がある場合には、1年分を取引先ごとにまとめてファイリングをお願いします。スポット的な請求書につきましては、月別にまとめてください。
なお請求書、見積書、注文書、納品書は分けて綴ってください。
当事業年度において、すでにサービスの提供を受けているもので、支払いが翌事業年度になるものについては、当事業年度に未払計上する必要がありますので、支払が未払いであっても当事業年度末までの請求書として綴ってください。
Ⅱ 通帳からの入力について
預金通帳にしたがって入力をお願いいたします。預金残高とフリーウェイ経理の預金残高
が一致しているか確認をお願いいたします。金額が一致していない場合、どこかに入力ミ
スがあると思われます。
（１）売上の入力
①請求書を発行したとき
売掛金 ××× ／ 売上高 ×××
②入金があったとき
普通預金 ××× ／ 売掛金 ×××
当事業年度にすでに請求済みであるものの、翌事業年度に入金があるものについては、決算時に売掛金として計上する形になります。
売上について請求ベースで入力するのが大変な場合には、
普通預金（または現金）××× ／売上高 ×××でも構いません。
この場合には、事業年度末にまだ未回収のものを売掛金として計上する形になります。
（２）借入返済
銀行への借入金と利息の返済は以下のように入力をお願いします。
返済予定表を見ながら、元金返済部分と利息返済部分を分け
長期借入金（元本返済分）××× ／ 普通預金 ×××
支払利息 （利息返済分）××× ／ 普通預金 ×××
入力後、返済予定表の借入金残高とフリーウェイ経理の借入金残高が一致しているか確認
をお願いいたします。
（３）利息の入金
通帳に銀行から利息が入金されるときがあります。
入金された利息の金額を
普通預金 ××× ／ 受取利息 ××× と入力してください。
（４）給料計上時
（例）給料300,000円、社会保険料35,000円、源泉所得税5,500円、住民税3,500円の場
合
（計上時）
給与手当300,000円／諸口300,000円（額面）
諸口256,000円／未払費用256,000円（支給額）
諸口35,000円／法定福利費35,000円（社会保険料）
諸口5,500円／預り金5,500円（源泉所得税）
諸口3,500円／預り金3,500円（住民税）
（給料支給時）未払費用 256,000円／普通預金（または現金）256,000円
（社会保険料納付時）法定福利費35,000円／普通預金（または現金）35,000円
（所得税納付時）預り金3,500円／普通預金（または現金）3,500円
（５）クレジットカードの支払いが預金口座から行われたとき
カード明細を見ながら仕訳を行います。
（例）
燃料費50,000円／諸口50,000円（ガソリン代/アメックス）
旅費交通費20,000円／諸口20,000円（ETC代／アメックス）
接待交際費30,000円／諸口30,000円（叙々苑／佐藤、木村、鈴木の計3名アメックス）
諸口100,000円／普通預金 100,000円（アメックス）
→カードの支払額合計と通帳の引落金額が一致しているか確認をお願いいたします。
カードの支払いは通常翌月となりますので、決算月の利用分は未払計上する形となります。
なおカード明細では、amazonや店名のみ記載されており、購入したものの内容が不明なため、カード明細に購入した品物等の内容を手書きで追加記載をお願いいたします。
※入力にあたってご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
お待ちしております。
AP総合税務会計事務所
TEL 044-230-0033
FAX 044-230-0034
フリーウェイ経理は会計ソフトになりますが、給与計算ソフトとして「フリーウェイ給与計算」があります。
5名まで無料で利用できます。また5名以上の場合でも月額1,980円（税抜）で利用できます。
給与計算ソフトを利用すれば、社会保険料や所得税など自動で計算してくれるので、是非ご利用ください。