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【時事解説】健康志向に逆流するギルティフードとは その1



 ギルティフード(背徳飯)が人気を呼んでいます。ギルティフードとは、高カロリー食材を使用し、ダイエットや健康志向に逆流する食品を指します。材料にはバターやチーズ、背脂、マヨネーズなどの高カロリー食材をふんだんに使用している点が特徴。消費者にとって、悪影響は承知の上、でも食べたくなる罪深い(ギルティ)食べ物(フード)をいいます。

 大手飲料メーカーが3月に発売した、甘みを強調し、「背徳感」を打ち出した炭酸飲料は発売わずか1週間でカテゴリ1位を獲得しました。昨年では、ハム・ソーセージで知られる食肉大手が背徳感をコンセプトにしたソーセージを発売。こちらはバターチーズを使用した高カロリーな商品で、20~40代の女性のご褒美ニーズを狙いました。発売して初動の売上高は計画の1.3倍となり人気のほどをうかがえます。ほかにも、しゃぶしゃぶチェーン店での背徳グルメフェア開催や、コンビニなどのギルティフード発売などがあり話題を呼んでいます。

 ギルティフードのような、「背徳」を前面に出した食品は以前からありました。中でも、2021年頃、Z世代の若者たちを中心に高カロリーの食べ物がトレンドになりました。高カロリーでボリュームのある画像は、SNSでのインパクトがあり、いわゆる映えを狙えるため、若者を中心に流行したともいわれています。その中、今日はより広い世代を狙ったギルティフードが発売されるようになったといえます。

 こうした流行がある一方で、ヘルシーな「ギルトフリー」な食べ物が求められていることに変わりはありません。ノンアルコールドリンクからノンシュガー、そしてグルテン、カロリーフリーといった食べ物は、依然多くの支持を得ています。

 背徳感を楽しむギルティフードと健康志向のギルトフリーは対照的に共存していますが、この関係が今後も続くのか、あるいは一過性のブームにとどまるのか、その行方が注目されます。(つづく)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2026年6月1日更新
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