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《コラム》誕生月には「ねんきん定期便」



■オレンジ色の封筒は注意が必要
 昨年は年金加入記録漏れ問題で「ねんきん特別便」が、すべての現役加入者、年金受給者に送付されましたが、今年度からは「ねんきん定期便」が送られます。年金加入記録を定期的に確認できるよう、国民年金、厚生年金の現役加入者に向け、誕生月に送付されるものです。定期便は年金記録に「漏れ」や「誤り」のある可能性の高い方にはオレンジ色の封筒で、それ以外の方には水色の封筒で送付されます。「ねんきん定期便」は厚生年金の標準報酬や保険料納付額が記載され、とくべつ便よりは内容が複雑なものとなっています。

■通知される内容は?
 平成21年度については、
①年金加入期間(加入月数、納付済月数等)
②50歳未満の方には加入実績に応じた年金見込額。50歳以上の方には、引続き加入した場合の将来の年金見込額。(年金受給中の方には見込額は通知されません。)
③保険料の納付額(被保険者負担分累計)
④年金加入履歴(加入制度、事業所名称、被保険者資格取得、喪失年月日等)
⑤厚生年金の全ての期間の月毎の標準報酬月額、賞与額、保険料納付額
⑥国民年金全ての期間の月毎の保険料納付状況(納付済、未納、免除等の別)
 平成22年度以降は①~③は更新し通知され、⑤と⑥については、直近1年分が通知されます。又、節目の年齢時(35歳、45歳、58歳)の方々には①~⑥までが更新されて通知されます。

■回答の方法は? 必ず回答するべきか?
 「ねんきん定期便」の回答用紙が青色をしている方は「58歳になる方」や「ねんきん特別便に未回答の方」、「標準報酬に誤りのある可能性のある方」ですので、必ず回答が必要です。白い回答用紙が同封されていた方は、訂正のある場合のみ回答すればよいとされています。
 自分が過去に勤務していた時の給料や保険料額、年金の資格取得、喪失日等、記憶を思い起してみるのは、なかなか大変な事ではありますが、通知が来たらよく確認してみましょう。
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佐野孝則税理士事務所