高橋 良昌税理士事務所
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【時事解説】景気回復局面の現状での考察
景況感の改善を示す指標が上向いている。米国の4年ぶりの利上げに対して、当面の日銀の対応は量的緩和を継続する方針のようだが、今後の動きに注目したい。
ところで、このような景気回復基調の状況下で、経営者は何を考えどう行動すべきかをまとめてみる。
まず気になるのが、金利の上昇である。低金利の時期に有利子負債がふくらんだ企業は要注意だ。現状の営業利益が何%の金利上昇に耐えられるかを算出して、その結果次第では有利子負債の削減、あるいは変動金利から固定金利へのシフトを考える必要がある。
次に考えなければならないのは効率性だ。販売数量の増加で売上高が伸びてくるので、経営効率に対する関心度がゆるみがちになる。
こんなときこそ、さらなる成長に向けて質的変化を実現し経営基盤を固めるべきだ。一人当たりの付加価値や付加価値営業利益率といった指標の動きに変化はないか、ライバル企業と比較してみてどうか、検討することも重要だ。
最後に忘れてはならないのが、戦略経費の活用だ。自社が将来の成長に向けて使う経費を戦略経費と位置づけて、積極的に投資する姿勢が望まれる。正に、中長期の計画の見直しを図るタイミングとしては絶好の時期である。自社の強みを再度認識して集中投資すべき経営資源を決定したい。
ところで、このような景気回復基調の状況下で、経営者は何を考えどう行動すべきかをまとめてみる。
まず気になるのが、金利の上昇である。低金利の時期に有利子負債がふくらんだ企業は要注意だ。現状の営業利益が何%の金利上昇に耐えられるかを算出して、その結果次第では有利子負債の削減、あるいは変動金利から固定金利へのシフトを考える必要がある。
次に考えなければならないのは効率性だ。販売数量の増加で売上高が伸びてくるので、経営効率に対する関心度がゆるみがちになる。
こんなときこそ、さらなる成長に向けて質的変化を実現し経営基盤を固めるべきだ。一人当たりの付加価値や付加価値営業利益率といった指標の動きに変化はないか、ライバル企業と比較してみてどうか、検討することも重要だ。
最後に忘れてはならないのが、戦略経費の活用だ。自社が将来の成長に向けて使う経費を戦略経費と位置づけて、積極的に投資する姿勢が望まれる。正に、中長期の計画の見直しを図るタイミングとしては絶好の時期である。自社の強みを再度認識して集中投資すべき経営資源を決定したい。
2004年10月17日更新
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