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アプリ「おむすび。」と地域通貨「ゆでぴ」運用開始 長崎・大村市

 長崎県大村市独自のポータルアプリ「おむすび。」と地域通貨「ゆでぴ」の運用が3月25日に始まりました。スマートフォンでアプリを取得すると子育て支援や地域共助のサービス、キャッシュレス決済を利用できます。大村市は「市民がもっと気軽につながり、地域経済が循環する」ことを目指すとしています。
 「おむすび。」は大村市に関する情報を受け取れるアプリです。健診予約などができる子育て支援機能や、困り事がある市民と人助けしたい市民をマッチングする地域助け合い機能を使えます。今後、公共交通での決済や防災、教育に関する機能などにも幅を広げる方針です。利用にはマイナンバーカードと暗証番号を使った登録が必要になります。大村市は「個別・最適な情報を提供するため」としています。
 「ゆでぴ」はスマートフォンで使える電子マネーです。大村市内加盟店でキャッシュレス決済ができるほか、ボランティア参加時などにポイントがもらえます。3月25日までに約200店舗から加盟が申し込まれています。
 大村市は2024年度末までに「おむすび。」の4万ダウンロードと、「ゆでぴ」の加盟店800カ所を目標に掲げます。登録者に抽選で「ゆでぴ」ポイントを付与するなどのキャンペーンを展開するほか、登録支援のブースを市役所に設置し、大村市内の経済団体と連携を深めるなどして利用を促したい考えです。アプリは「App Store」「Google Play」からダウンロードできます。

長崎新聞2
2024年4月3日更新
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