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経営から見た経理の役割その1

今回のテーマは、経営会計に注目すると、容易に理解できます。「経理は、経営のサポート役」になることです。経営のサポートは何か?私は、2つあると考えています。
①企業業績のシグナルの早期発見と警告の発信。
②死に物狂いで企業の財産を守ること。この①の役割が、経理の真の役割だと考えています。
よく、外部情報とか、業界情報がないのに、そんなことがわかるのですか?と言われます。それに対しては以下のように答えています。「企業が潰れる原因の95%は、内部に原因があります。従って、内部の状況を、毎月、

同じ視点で定点観測していると、必ず、早期発見は可能です。それから、外部の変化に対しての勘は、中小企業の多くの経営者がお持ちです。そういう人でないと、企業を興そうなんて思わないのです。」
ダーウィンの進化論でも、滅びる種は、環境変化できなかったものであると結論づけています。環境変化できるかどうかは、内部に依存することがほとんどと言っていいでしょう。ならば、毎月、同じ物を、間違いのない視点で見せていくことが、経営者にとっては、重要な経営判断になるのではないでしょうか?
②に関しては、まさしく金庫番の役割と言っていいでしょう。金利とは、経理の役割の中でできる利益創出の手段です。ただ、相手は、基本的に金利のプロである銀行です。彼らを相手に生半可な知識では戦えません。そこには、経営全体の現状を数字をベースに把握し、これから、自社がどこにむかっていくのかを把握してこそ、金利交渉が可能となるのです。そして、無駄なお金は一切支出しないという強い意志を持つことが、経営から見た経理の役割になってくるでしょう。そのとき、経営者に反抗してでもです。それが真の金庫番なのではないでしょうか?(つづく)
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前 田 経 営 会 計