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【時事解説】IoTがもたらす変化 その1

 IoT(Internet of Things)という言葉をよく耳にするようになりました。日本では「モノのインターネット」と訳されており、あらゆるモノがインターネットに接続することを意味します。これまで、インターネットに繋がるものといえば、PCや携帯電話、スマートフォンなど、限られたもののみでした。それが、IoTでは、テレビや洗濯機などの家電や自動車、さらには時計や洋服、テニスラケットといった身の回りのものまでが、インターネットに繋がるようになります。くわえて、自動車だけでなく、パーキングメーターといった付随するものや各家庭に取り付けられた電力メーターなど、さまざまなモノが対象となるのが特徴です。

 なぜ、いま、IoTが注目されるのでしょうか。大きな理由は、さまざまなモノがインターネットに接続が可能になったことで、以前にはない、モノを介したサービスが提供できる点にあります。結果、企業にとっては、新たなビジネスチャンスが期待できます。

 IoTは、世界のなかでも米国が進んでおり、すでに実証実験やサービス開発に取り組んでいる企業が多くあります。米国のITベンダー企業では、サンフランシスコの路上にあるパーキングメーターをインターネットにつなぎ、駐車スペースに関するデータを収集することで、空き状況を可視化しています。このシステムにより、パーキングの利用者は空いている駐車スペースを探すのに、多くの時間をかけなくてもすむようになりました。また、パーキングメーターの会社にとっては、スペースの空き時間を減らし、稼働率をあげられるといったメリットが生まれます。(つづく)

(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
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小澤為義税理士事務所