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コラム

【時事解説】エンゲージメントが離職率低下に貢献 その1



 企業の「エンゲージメント」向上に取り組む企業が増えています。エンゲージメントとは、直訳すると約束や契約を意味します。が、ビジネスの分野では人材に関するキーワードとして注目を集めており、「組織エンゲージメント」や「従業員エンゲージメント」「ワークエンゲージメント」といった言葉で表されます。こうした文脈の中でのエンゲージメントは、組織と社員との関係性を意味するもので、やりがいや熱意をもって仕事に取り組むことや組織への愛着などを指します。

 エンゲージメントの向上が注目される理由は、さまざまな効果が期待できる点にあります。そして、主な効果には、「生産性の向上」「離職率の低下」「組織への評判向上」などがあります。米国の調査会社によると、エンゲージメントが高い組織は、低い組織と比べて収益・顧客満足度・生産性がそれぞれ20%以上向上する可能性があると報告されています。

 というのも、やりがいや熱意、組織への愛着が高まれば、ポジティブな気持ちで仕事に向かうことができます。また、こうした状態が組織全体に広がればさらなるエンゲージメントの向上につながります。結果、人材流出を防ぐことができ、離職率の低下が期待できます。離職率が下がり、従業員のやりがいや組織への愛着が周囲に広まることで、企業に対する評価が上がります。社外の働き手からも魅力的な企業だとみなされ、優れた人材が企業に集まりやすくなります。

 こうした効果により、エンゲージメントを向上させるため、「従業員のニーズを踏まえた働き方の選択肢の拡充」「公平な評価制度づくり」「個人の裁量拡大」など、さまざまな施策に取り組む企業が増えています。(つづく)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2024年2月7日更新
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