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【時事解説】健康志向に逆流するギルティフードとは その2



 ギルティフード(背徳飯)の商品が人気を呼んでいます。ギルティフードとは、高カロリー食材を使用し、ダイエットや健康志向に逆流する食品を指します。消費者にとって、悪影響は承知の上、でも食べたくなる罪深い(ギルティ)食べ物(フード)をいいます。
 飲料やソーセージ、おせちのほか、レストランチェーン店やコンビニなどが商品を提供し話題となりました。

 健康志向が高まる現代、低カロリー、低糖質の食品が多く発売されています。メーカーは健康志向を追い風に「カロリーゼロ」「無糖」などを押し出して中高年男性やダイエット志向の強い女性を対象に開拓してきました。

 ただ、同じような食品ばかりでは飽きが生じ、より味の良いものを求めたくなるのも自然なことです。健康志向には少なからず制約のストレスが伴うものです。その中、ストレスから解放され、カロリーやボリュームを気にせず美味しいものを好きなだけ楽しみたい。そんな願望がギルティフードを求める一因にもなっているといえます。実際、ギルティフードを発売するメーカーからは、発売に際し、「ストレス発散」や「ご褒美グルメ」といったキーワードが並びます。

 何かと制約の多い令和社会。批判されずに生きていくには、食べ物や健康管理だけでなく、世の中の様々な正しさに自身を合わせなければならない部分もあります。その中、ギルティフードは小さな反逆の表れともいえるでしょう。ただ、反逆ではあるものの、ギルティフードは人気の高まりにより、「ご褒美程度の頻度なら許されるもの」でもあります。世間に許容された「安全な背徳」を楽しむことでストレスを発散する――ギルティフードは、令和という時代が生み出した新たなストレス解消法の一つなのかもしれません。(了)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2026年6月2日更新
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