大学卒業後は金融機関に就職しました。現在もこの金融機関のトップの方に４度も面接を受け、ようやく入社したにも関わらず、当時はこのままいくら頑張っても満足感（出世できない？）は得られないと感じ、同期の中でトップ退職。
年に数回、学生との交流に母校の大学を訪ねていますが、近年の就職難の学生の皆さんの話を聞いていると贅沢な悩みでした。退職後、当時を一世風靡していた商材で起業しましたが、敢え無く失敗。この失敗で中小企業を支援することができる税理士の仕事に興味を持ち、税理士事務所に就職しました。簿記の知識も全くありませんでしたので、続けて行けるだろうかと不安を持ってのスタートでした。ただ、こんな私でも続けてこられたのは、良き出逢いと周囲の応援があったからです。
税理士業界を取り巻く環境は厳しさを増していますが、税理士という職業は、仕事を通じてお客さんに感謝され、仕事をやり遂げる達成感を自分自身で味わえる職業だと実感しています。税理士事務所に入所した頃より志している社会への貢献は道半ばですが、信頼される税理士となれるよう日々研鑽に励みたいと思います。