飯野会計事務所
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相続税のシュミレーションができます。
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《コラム》税制の変遷と近時の改正動向 暗号資産(仮想通貨) 2024年4月26日
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【時事解説】後継経営者による事業再構築を成功させるポイント その2 2024年4月25日
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【時事解説】後継経営者による事業再構築を成功させるポイント その1 2024年4月24日
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縦覧で不動産の価値チェック 2024年4月22日
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(後編)財務省:2022年度租税特別措置の適用実態調査結果報告書を公表! 2024年4月20日
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(前編)財務省:2022年度租税特別措置の適用実態調査結果報告書を公表! 2024年4月19日
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《コラム》特定一般社団法人等への課税取込みと対予防策 2024年4月17日
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【時事解説】国民感情と乖離するインフレ目標 その2 2024年4月16日
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【時事解説】国民感情と乖離するインフレ目標 その1 2024年4月15日
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《コラム》労災保険料率の改定 ~平成30年以来6年ぶり~ 2024年4月13日
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《コラム》相続時精算課税贈与者が贈与した年に死亡した場合 2024年4月12日
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JOCに約20億円の追徴課税 2024年4月11日
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ウェブで相続人申告登記が可能に 2024年4月10日
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(後編)国税庁:2022事務年度における法人の黒字申告割合を公表! 2024年4月9日
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(前編)国税庁:2022事務年度における法人の黒字申告割合を公表! 2024年4月8日
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《コラム》国税庁からのお知らせ 令和7年1月から控えは印なしに 2024年4月6日
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2024年4月の税務 2024年4月2日
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《コラム》相続時精算課税贈与者が贈与した年に死亡した場合
◆相続時精算課税制度とは
相続時精算課税制度は、受贈者の選択により、60歳以上の父母、祖父母などの直系尊属から18歳以上の直系卑属である推定相続人又は孫が贈与を受けたとき、課税価格から2500万円の特別控除後の残額に20%の税率を乗じた額を課税し、贈与者が死亡したときは、相続税額を計算する過程で先に課税された贈与税相当額を相続税額から控除して精算するものです。
相続税の申告書において相続時精算課税贈与を受けた財産の価額を相続税の課税価格に加算します。相続税には基礎控除(3000万円と法定相続人1人当たり600万円)があるので、贈与税額が相続税額を超えるときは、先に申告納付した贈与税の還付を受けることができます。また相続時精算課税制度は贈与者ごとに、父母の双方からそれぞれ贈与を受けることもできます。
◆贈与者が死亡した年の贈与は相続税で申告
相続時精算課税の適用を初めて受ける者は、贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までに、相続時精算課税選択届出書を贈与税の申告書と一緒に提出します。
相続時精算課税の適用を初めて受ける年に贈与者が死亡したときは、相続時精算課税選択届出書を贈与を受けた年の翌年3月15日(贈与税の申告期限)又は相続開始の日の翌日から10か月を経過する日(相続税の申告期限)のいずれか早い日までに相続税の納税地の税務署長に提出します。
このとき贈与税の申告書の提出は要さず、相続税の申告書を提出します。
◆令和6年施行の改正内容
令和5年度税制改正により、令和6年1月1日以後の相続時精算課税贈与には、110万円の基礎控除が創設されました。110万円以下の贈与の場合は、贈与税の申告は不要となりますが、相続時精算課税選択届出書の提出は必要です。
また相続時精算課税贈与を受けた土地・建物が相続税の申告期限までの間に、令和6年1月1日以後に災害により一定の被害を受けた場合は、相続税の課税価格に加算する額の計算の際、被災価額(保険金等で補てんされた金額を差引き後)を贈与時の価額から控除できます。
◆届出書の提出もれは暦年課税で思わぬ負担
相続時精算課税の適用を受けようとするとき、相続時精算課税選択届出書の提出をうっかり忘れると暦年課税が適用され、思わぬ税負担が生じますので注意しましょう。
2024年4月12日更新
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