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卸売業販売額2年ぶりに増加 商業販売統計
経済産業省は2月26日、「商業販売統計速報 平成15年1月分」を発表しました。それによると、卸売業販売額は前年同月比0.3%増加の32兆4020億円。平成13年1月以来2年ぶりに前年同月を上回りました。
卸売業販売額の増加は、鉱物・金属材料が前年同月比10.2%と大幅に伸びたのが原因。これは、イラク情勢の緊迫化による原油の価格が上昇したこと、さらに、東京電力の原子力発電所停止で、火力発電所を再稼動したため、原油の輸入量が拡大したことによります。鉱物・金属材料に原油が含まれるので、大幅アップにつながったのです。商品別に見ても、石油・石炭が同29.4%の増加となりました。そのほか、インフルエンザ検査薬などが伸びて、医薬品・化粧品が同8.8%、化学製品も同6.2%増加しました。一方、各種商品や食料・飲料、建築材料、機械器具卸売業は前年同月比で減少。建築材料は商品別で13.3%の減少となっています。
また、小売業販売額は、前年同月比2.2%減少して10兆3280億円となりました。国内のパソコン販売の不振が影響して、機械器具が13.1%の大幅な減少。業種別に見ると、機械器具の他に、燃料、織物・衣服・身の回り品などが減少した一方、自動車、飲食料品で増加しました。
平成15年1月の卸売業と小売業を合わせた商業販売額は、前年同月比0.3%減少の42兆7300億円。24ヶ月連続で前年を下回る結果となっています。
卸売業販売額の増加は、鉱物・金属材料が前年同月比10.2%と大幅に伸びたのが原因。これは、イラク情勢の緊迫化による原油の価格が上昇したこと、さらに、東京電力の原子力発電所停止で、火力発電所を再稼動したため、原油の輸入量が拡大したことによります。鉱物・金属材料に原油が含まれるので、大幅アップにつながったのです。商品別に見ても、石油・石炭が同29.4%の増加となりました。そのほか、インフルエンザ検査薬などが伸びて、医薬品・化粧品が同8.8%、化学製品も同6.2%増加しました。一方、各種商品や食料・飲料、建築材料、機械器具卸売業は前年同月比で減少。建築材料は商品別で13.3%の減少となっています。
また、小売業販売額は、前年同月比2.2%減少して10兆3280億円となりました。国内のパソコン販売の不振が影響して、機械器具が13.1%の大幅な減少。業種別に見ると、機械器具の他に、燃料、織物・衣服・身の回り品などが減少した一方、自動車、飲食料品で増加しました。
平成15年1月の卸売業と小売業を合わせた商業販売額は、前年同月比0.3%減少の42兆7300億円。24ヶ月連続で前年を下回る結果となっています。
2003年2月28日更新
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