小谷税務会計事務所/Office Kotani
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経営は逆発想・・
事業発展計画書を作成するにあたって、今まで書いた事のない経営者の方には、なかなか書けるものではありません。それは、過去の経営方法と全く別の経営方法に変わるからなのです。
では、何が変わるのでしょうか?
まず、損益計算書を思い浮かべて下さい。損益計算書は、上から売上高、売上原価と続き、最後が当期純利益という並び方をしています。通常は、一番上の売上高を上げる事を考え仕事を行っています。経営をスタートさせた時は、売上がないと食べていけなかった。だから、とにかく売上を上げる行動に出る。この行動に間違えはありません。
しかし、最初、1人で始めた会社も売上が上がっていくと、増員や設備投資に資金を使うようになる。初めは売上だけ見ていればよかったものが、それだけでは、うまくいかなくなり、「何か変だな」と思うので、ますます、売上を上げようとしていく。しかし、この行動がさらに、自分自身を苦しくしてしまうのです。
経営を苦しくする一番の原因は、いくら売上を上げればいいかが、分かっていないために起こるのです。つまり、自社の事業構造、もしくは利益構造を把握していないことに起因しているのです。
事業発展計画書を作ろうと思ったときに、まず実行すべきことは、自社の事業構造を知ることです。そして、それは、損益計算書を下から作り上げていくことなのです。下から作り上げることによって、自社の事業構造が理解できるようになります。
①過去の経営方法とは、売上高から考えて経営を行う方法
②計画書を作って経営を行うとは、必要な利益から考えること。
つまり損益計算書の下から考える方法
そうです、発想が全く逆なのです。「経営は逆算」なのです。
2013年5月6日更新
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