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会計とは その1

 会計には、営利を目的としているかどうかで、消費会計と企業会計に分類されます。皆さんが、家でつけているような家計簿は、消費会計に分類されます。PTAの会計や、市などの会計も、こちら側に分類されます。消費会計は、まさにその名の通り、消費することが目的、つまり、入ってきたお金をどう消費したかを記録するためのものなのです。
 一方、企業会計は、消費に的があたっているのではないのです。「利益をどのように出していくのか?」に的があたっているのです。さらに、この企業会計は、2つに分かれます。1つは制度会計。

もう1つが経営会計(金児昭先生は、管理会計と呼びます。私も、その呼び方の方が好きなのでそう呼びます。通常は、管理会計と言われる分野)です。
 どういう視点で分類しているかをイメージでお話をすると、会計に対する知識がないと、経営に役立たせることができない会計が、制度会計。最初から、経営者に役立つ会計が経営会計です。多くの経営者が、「会計事務所の毎月持ってくる表は、見にくいよね~。だから、どうすればいいってのが、さっぱりわからない。いろいろ説明はしてくれるんだけどね。」と言われます。これは、会計事務所が毎月出す表(これを財務諸表といいます)が、制度会計を基盤として作られているから、わかりにくいのです。ここでいう制度とは、中小企業の場合には、大抵、税法にのっとって作られています。つまり、税金を計算するために作られているのです。それを見て、経営に役に立たせるのは、余程の会計の知識がないと難しいのです。経営者が毎月知りたいのは、「どこに手を打てば利益が出るのか?」「どうすれば、お金が貯まるのか?」これだけなのです。それが、制度会計にのっとった財務諸表では、非常にわかりにくいのです。

2004年5月11日更新
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三輪 徹夫 税理士事務所