鈴木 款 税理士事務所
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ルールがすべて?その2
しかし、今では体を鍛えるという事よりも、1番になるという事が目的になっている。このままいくと、体を壊してまで、剣道をやるのではないかと思う位である。当の本人は、おかまいなしであるが…。
この事を、経営に当てはめてみよう。組織を作る。それはなぜか?会社全体の効率化を図る為である。ところが、組織を作った途端に、自分自身が所属している組織だけの事を考えてしまう。スタッフを叱る目的は、このスタッフになんとか成長してほしいという目的で叱るはず。次には、同じ事を聞かないでほしいという思いで叱っているはず。
それが、いつの間にか、叱ることだけが目的となったり、自社の部門だけのことを考えてしまったりしてしまう。
私の恩師である先生は、「人間は、弱いものである。基本的には、自分自身のことだけを考える動物である。」「だから、人間は、常に、今、実行していることの目的は何かという事を意識する必要がある。」と教えてくれた。
先生が著作である本には、「人間は、自分自身のフィルターを通してのみでしか、物事をみることはできない。」と書いてある。それ自身が、自分自身を固めてしまう原因なのである。
ルールを作るということは、決して悪いことではない。マニュアルを作るのもその1つである。マニュアルが悪いことはない。そのマニュアルがなぜ作られたか?そして、規則があれば、その規則はなぜあるのかを考えて行動しなければならないのである。ルールは絶対ではない。ルールを作った元の考え方を理解することが、最重要なことであるということを再考しなければならないのではないだろうか?
あなたに問う。最近、決めたルールがあれば、そのルールは何のために作ったのか?再度、お考えになることをお勧めしたい。(了)
この事を、経営に当てはめてみよう。組織を作る。それはなぜか?会社全体の効率化を図る為である。ところが、組織を作った途端に、自分自身が所属している組織だけの事を考えてしまう。スタッフを叱る目的は、このスタッフになんとか成長してほしいという目的で叱るはず。次には、同じ事を聞かないでほしいという思いで叱っているはず。
それが、いつの間にか、叱ることだけが目的となったり、自社の部門だけのことを考えてしまったりしてしまう。
私の恩師である先生は、「人間は、弱いものである。基本的には、自分自身のことだけを考える動物である。」「だから、人間は、常に、今、実行していることの目的は何かという事を意識する必要がある。」と教えてくれた。
先生が著作である本には、「人間は、自分自身のフィルターを通してのみでしか、物事をみることはできない。」と書いてある。それ自身が、自分自身を固めてしまう原因なのである。
ルールを作るということは、決して悪いことではない。マニュアルを作るのもその1つである。マニュアルが悪いことはない。そのマニュアルがなぜ作られたか?そして、規則があれば、その規則はなぜあるのかを考えて行動しなければならないのである。ルールは絶対ではない。ルールを作った元の考え方を理解することが、最重要なことであるということを再考しなければならないのではないだろうか?
あなたに問う。最近、決めたルールがあれば、そのルールは何のために作ったのか?再度、お考えになることをお勧めしたい。(了)
2003年8月1日更新
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