森会計事務所
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経営計画 その3
設備投資に関しもう1つ注意すべきことは、設備投資をすることで増える経費を見誤らないことです。経費は必ず増加し、また、設備が稼動するまで売上は上がりません。固定費だけがかさむ期間があるということも忘れないでください。
減価償却費だけ別にしている理由は資金に関係するからです。減価償却費は経費にはなるけれども、現金支出は伴わない費用です。こういう費用を会計的には非現金支出費用といい、その分お金が貯まっていくと考えます。従って、資金を考える上で減価償却費を把握しているということは非常に重要なことなのです。
経費の計画が出ると、決定した利益額にこの経費項目を足します。それが必要粗利益額になります。さらに、借入金の年間の返済を足すと年間返済が可能な必要粗利益額が算定されます。それからこの粗利益額を過去の粗利率で割った金額が必要売上高となるのです。
上記のようにして算定された売上高が年間の必要売上です。そして、それを月別に季節変動を入れて12カ月間に分解していくのです。このとき、社長はあくまで年単位で考えるようにしてください。月単位で考え出すと細かくなり、大局が見えなくなります。月単位にしているのはあくまでもチェックするのに使うためです。社長は年単位で数年先を考えなければなりません。そう考えた場合に今の数字は何が問題なのかを考えることが必要です。もちろん現在赤字であるならば、短期的に意思決定しなければならなくなることもあります。これも財務体質を考え判断していくことになりますが、基本的には年単位で考えるようにすることが必要です。
これが実務的な分解となります。目標の売上が算定できたら販売計画に移っていくのです。
減価償却費だけ別にしている理由は資金に関係するからです。減価償却費は経費にはなるけれども、現金支出は伴わない費用です。こういう費用を会計的には非現金支出費用といい、その分お金が貯まっていくと考えます。従って、資金を考える上で減価償却費を把握しているということは非常に重要なことなのです。
経費の計画が出ると、決定した利益額にこの経費項目を足します。それが必要粗利益額になります。さらに、借入金の年間の返済を足すと年間返済が可能な必要粗利益額が算定されます。それからこの粗利益額を過去の粗利率で割った金額が必要売上高となるのです。
上記のようにして算定された売上高が年間の必要売上です。そして、それを月別に季節変動を入れて12カ月間に分解していくのです。このとき、社長はあくまで年単位で考えるようにしてください。月単位で考え出すと細かくなり、大局が見えなくなります。月単位にしているのはあくまでもチェックするのに使うためです。社長は年単位で数年先を考えなければなりません。そう考えた場合に今の数字は何が問題なのかを考えることが必要です。もちろん現在赤字であるならば、短期的に意思決定しなければならなくなることもあります。これも財務体質を考え判断していくことになりますが、基本的には年単位で考えるようにすることが必要です。
これが実務的な分解となります。目標の売上が算定できたら販売計画に移っていくのです。
2006年12月10日更新
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