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不景気情報にマインドコントロールされる経営者 その1

 これでもかと続く悲観的なニュース。なので、私は、これでもかこれでもかと「100年に一度の大チャンス」と話をし続けています。

 私は、年初に、この危機こそ理想を追い求めるのには良い時期であると社内で話しました。こういう時でないと、色々なことを考えないからです。景気が良いときは、全部利益に隠れてしまいます。

 昨日もある経営者とこんな話をしました。「実は、あまり数字が良くないので、営業所の人間に「一度、今までのことを全部まとめてレポートにしてくれ」と言いました。そしたら、考えたんでしょうね。新しい切り口で商談をすすめてくれるようになりました。こんな不況期でないと、こういうことも考えませんでしたね。結果、新しいパンフレットも作ったんですよ」と。そして「いいときは、利益が全部カバーしますからね」と。

 私も、全くその通りだと思います。利益がカバーしてしまっていた会社の中の改革を、この不況期で今こそ実施すべきなのです。事業がそんなに景気の影響を受けるものではないと言えばそれまでですが、この会社も業容は落ちていません。

 今、経営者が、不景気という言葉にコントロールされてはならないのです。その言葉をはねのけるのが、経営者の仕事なので、同じように「不景気だから仕方ない」なんて思ってしまったら、そこに勤める従業員はどうなりますか。

 経営者の一番の目的は、何ですか。私は、事業を継続することだと思い続けています。つまり、潰れない企業を創ることです。企業を大きくすることではなく、潰れなくすることのほうが、よほど難しいのです。もちろん、企業を大きくすることが悪いというのではなく、大きくしても潰れなくすることを忘れてはならないのです。(つづく)
2009年4月17日更新
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