近藤清税理士・行政書士事務所
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【時事解説】臓器を製造、バイオ3Dプリンティングの可能性 その2
バイオ3Dプリンティングは従来の3Dプリンティングとどこに違いがあるのでしょうか。靴を3Dプリンターでこしらえるならば、インクの代わりに樹脂を用います。ところが、バイオ3Dプリンティングはインクでもなく、樹脂でもなく、「細胞」を使うところに大きな特徴があります。
患者が提供した細胞を用いて、患者の体のデータを入れることで、バイオ3Dプリンターで心臓や肝臓、血管などの臓器をつくります。これにより、薬では治らない患者に対して、臓器移植で治療できるようになります。
すでに、いくつかの企業で、開発に取り組んでいるところが出てきました。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)はiPS細胞から心臓などの臓器を製造する技術の開発に取り組んでいます。まだ、端緒についたばかりで、実用化は先とのことですが、将来は臓器不全の患者が、ドナー探しに苦労することなく、バイオ3Dプリンターで製造された臓器を移植することが珍しくない時代が来る可能性もあります。
ただし、一般に利用できるようになるには、乗り越えなければならない壁はたくさんあります。一例を挙げると、プリンティングのときに熱が出るのですが、これにより細胞が死滅してしまうといった問題があります。ほかにも、コストや安全性など、解決しなければならない課題は山積みになっています。
とはいえ、バイオ3Dプリンティング技術の発展は、画期的な治療ができる可能性を生みだしました。その分、期待も大きく膨らんでいます。関連市場におけるビジネスチャンスは今後、増えると予想されます。(了)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
患者が提供した細胞を用いて、患者の体のデータを入れることで、バイオ3Dプリンターで心臓や肝臓、血管などの臓器をつくります。これにより、薬では治らない患者に対して、臓器移植で治療できるようになります。
すでに、いくつかの企業で、開発に取り組んでいるところが出てきました。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)はiPS細胞から心臓などの臓器を製造する技術の開発に取り組んでいます。まだ、端緒についたばかりで、実用化は先とのことですが、将来は臓器不全の患者が、ドナー探しに苦労することなく、バイオ3Dプリンターで製造された臓器を移植することが珍しくない時代が来る可能性もあります。
ただし、一般に利用できるようになるには、乗り越えなければならない壁はたくさんあります。一例を挙げると、プリンティングのときに熱が出るのですが、これにより細胞が死滅してしまうといった問題があります。ほかにも、コストや安全性など、解決しなければならない課題は山積みになっています。
とはいえ、バイオ3Dプリンティング技術の発展は、画期的な治療ができる可能性を生みだしました。その分、期待も大きく膨らんでいます。関連市場におけるビジネスチャンスは今後、増えると予想されます。(了)
(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)
2015年7月27日更新
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