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中村天風「心に成功の炎を-天風訓言」より

<訓言一>人間としての本当の自覚
この世に他人の気持ちや、また事件や病のために、すぐに圧倒されてしまう種類の人間と、反対に、全然そうした悪い力に倒されない人がある。もちろんそれは比較すると、前の種類の人のほうがほとんど全体の九割九分で、後の種類の人はその中の極めてわずかな割合かもしれないけれども、我々は、倒されないほうの人の仲間になって生きることに努力しなくてはきゃいけない。

<訓言二>「自己を知れ」という言葉の意味
何か事のあったときにあわてはしないか。思いがけない事件にでくわしたときに、うろたえやしないか。冷静な考え方がメチャクチャになってしまわないか。というような自分の欠点、短所を有事の際にどんなふうだというふうに深く掘り下げてかんがえなきゃだめなんだ。そうすると、自然と自分の本当の姿というものが自分の心に映ってくる。

<訓言三>およそ人生の一切の事件は、ほとんどそのすべてが自己の心の力で解決される。

<訓言四>どんな人生の出来事でも、その責任の一部分は必ず自分にもあることを忘れてはならない。

<訓言五>悲しいことやつらいことがあったとき、すぐ心に思わせなければならないこと。
 すべての消極的な出来事は、我々の心の状態が積極的になると、もう人間に敵対する力がなくなってくるものだということなんだ。
 だから、どんな場合にも心を明朗に、一切の苦しみも微笑みにかえていくようにしてごらん。そうすると悲しいこと、つらいことのほうからにげていくから。

<訓言六>すぐれし人には絶対に不運というものはこない。

<訓言十四>運命に関する悟り
 運命よりも心のほうの力がまさっているときには、運命の力はいつも心の力の配下になってしまう。もう一つ、よくない運命がきたならば、それを悔む前に、厳かに自分で自分を裁判すべし。

<訓言十六>自分が自分を弁護して正しく自分を裁判しないと、反対に運命のほうから人生によくない判決と宣言とを与えられる。
 いくら自分で、私はいいんだ、私はいいんだと、自分をひいきにしても、それが真理に背いていれば、運命の方から、黙っていても、グウッとその人間に、貴様の考え方は間違っているぞという、好ましくない判決や宣言を与えますから、それをかんがえなきゃいけない。 

<訓言十九>人間として生きていくときに一番忘れちゃいけない大事なことは何か
 私は自分自身で、今でも、どんなことでもチョイとでも、くだらない時間をすごしているむことを非常に恥ずかしいと思います。くだらない時間しいうのは、何もしないことじゃないんだよ。けんかしてみたり、怒ってみたり、悲しんでみたり、ねたんでみたり、憎んでみたりする時間がくだらない時間なんだ。
 神経過敏か何かでもって、自分の体の弱いことなんか悔んだとき、「あっ、いけない、こんなことで、弱めちゃいけない、そんなことするために命は与えられていない」ということに気がつけば、いくらばかでも、そこから向こうへいけばおっこちるということがわかっていて、無理に落っこちに行く人はいないから

<訓言二十二>「ああ、恵まれた、幸せだなあ」というふうに感じる本当の人生の状態むとは
 人生に何の悶えもないときが一番幸福だ。ああ、あれが欲しい、これがこうなりたいというときは、もう幸福じゃないんだよ。一つ要求がでてくると、それがみたされるまでは少しも幸福じゃないんだよ。一つの欲求がでてくると、それが満たされるまでは少しも幸福を感じやしない。ただ現在与えられたものをもって満足するという、その分に安ずる習慣をつけなさい。

<訓言二十三>人間を感情の動物と考えているかぎり、本当の人間としての価値の発揮もできなければ、また真の幸福というものも味わうことはできない。
 人間とは感情を自由に統御しうる生物。だから、感情に負けて、感情に追い回されている人間は、人間としての面汚しであるばかりでなく、人間としての資格を自ら冒涜している人であり、同時に自ら人間としての権利を放棄した人だよ。それから同時にもう一つ、人間としての資格を自分から捨ててる人だ。

<訓言二十八>何人といえども、他人に反省を強制する権利はない。

<訓言二十九>何事も忍耐の一字が解決することを忘れてはいけない。

<訓言三十>何かで腹を立てたり、あるいはヒステリックに興奮している人には、事情のいかんを問わず、心をこめて、それを忍ぶことを一生懸命むに勧めて、その気分をやわらげることに努力しなければならない。けっしてそれに共鳴したり、油をかけたり、けしかけたりしてはならない。
 気の合った友達なんかが何かで腹を立てたら、すぐ共鳴するのがあなた方の人生の義務のように心得ていやしないか。
 昔からことわざにも、腹をたてて得した人はひとりもいないねえ。
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