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【weekly】企画書に必要なもの その1

 私は、多くの会社で、企画書の説明を受ける場面があります。中には、新規事業に関するものが多数で、人事制度の企画書、情報システムの企画書など、いろいろな企画書があります。そのとき、どの企画書もよくできていることに驚きます。それは、企画書自体に文句のつけようがないということです。では、すべての企画書にGOが出せるかというとそうではありません。それは、経営的な決定は未来に対する決定でもあるのです。
 未来に対する決定は、誰にもわからないということです。誰にもわからないことを何をもって決定するでしょう。

そこが経営者としては、難しい問題です。しかし、決定は、経営者の成すべき仕事の最たるもの。ここで間違えてはならないのが、NOという決定です。この決定は決定ではないと考える経営者が多く、企画書を出せば、通ってしまうというのでは、頭のいい人間が書く企画書は全部通ることになります。
 ここで企画書を書いている人間に正常心理がおこるからです。この企画書が、会社にとって利益をもたらすかではなく、企画書を通すには、どのように書いたらいいのかという心理が働くのです。
 例えば、パソコンを買いたいということの企画書を書きます。その当時、ワープロしかなく、数字の計算などが非常に煩雑でした。そこで、パソコンを買うことによる効果を、最初は文章で書いたが、これでは、上司は通してはくれないと思い、金額での効果を書きました。最初は「このパソコンが入ると仕事が効率よくできるはずだ。」から、さらには「このパソコンがないと、効率的な仕事はできない。」最後には、「このパソコンを購入しなくては仕事ができません。」となってしまいます。これが、その人間が正常心理に陥っている状態ということです。(つづく)
2006年4月17日更新
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