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【weekly】企画書に必要なもの その2

 ある社長に、企画書を決定するときの根拠は何ですかとお聞きしたことがあります。その社長は、「担当の説明は論理的です。聞けば、納得できる答えが返ってきます。細かいことを聞いても、仕方がないことが多い。相手は、うまく行くと思って、企画をしているからです。」では、「何をもってその企画の採用不採用を決定するのですか」とお聞きすると、「3つあります。1つは、企画を出してくる担当の情熱。もっと言うならば、その担当の目です。企画書がうまくできていても、その担当の目が死んでいれば、うまくはいきません。

逆に、企画書はいまいちでも、担当に情熱があればうまくいってしまうのです。そして、もう1つは、会社全体として、これを採用すべきかどうかを鳥瞰する。企画自体を、会社全体として、この事業に最優先にすべきかどうかを考えなければなりません。資源は、有限なので、優先順位をつけないと会社の資源がなくなってしまいます。そして最後は、上記2つをふまえた上での、自分自身の勘です。」毎日、何億円という意思決定を行っている経営者の言葉であります。
 企画書や稟議書への意思決定は、将来への意思決定でもあります。では、この企画書の決定者と企画者の視点はどこが違っているか。どこが違わなければならないかを考えなければなりません。決定者は、企画者に何を求めるのでしょうか。
 それは、この企画は、間違いなくこの企画書通りにできるという保証ではないかと感じます。今流に言えば、コミットメントです。企画者に言わせれば、「それは、この企画書に書いてある」となります。しかし、それではやはり意思決定はできません。責任と言う意味では少なくとも「必ず、採算をとるようにします。」と書いてあることぐらいでしょうか。(つづく)
2006年4月17日更新
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