決算書をどのように使っていますか?申告のために使う資料と思っていませんか?決算書は経営の成績表で、健康診断書と同じです。悪いところを見つけて治療するから良くなります。つまり自分の経営の問題点を見つけだし、これを改善するから健全な経営ができます。この講座では簿記がわからない方でも決算書が見られるように詳しく解説します。自分の経営を決算書から見直してみませんか。
また、本講座は農業に特化しています。農業と一概に言っても、その種類は「耕種農業」「畜産業」「施設園芸」「果樹」---と多岐にわたります。また畜産であっても「豚」や「牛」や「鶏」に分かれ、その中から「牛」でも「酪農」と「肉用牛生産」に分かれます。
さらに「酪農」であっても、搾乳牛を自己育成する経営があれば、ハラミの未経産や経産牛を購入してくる経営もあります。肉用牛の生産でも「繁殖」「肥育」「一貫」があり、これらはすべてお金の流れが変わります。
つまり、単純に「農業だからこんな感じ!?」って、診断は出来ないのです。これも現場をよく知っている者でなければ、正確な経営分析はできません。
全国の農業法人の診断を毎年数十件していることから得たノウハウです。現場に近い実態に関する講義です。