<令和5年度:地元地域による相続税路線価>
新型コロナウイルスからの緩和の影響等で、標準宅地の変動率は、全国的に、上昇傾向となっていますが、都市部での変動には、ばらつきがあります。なお、下記の令和5年地元地域の路線価は、ほぼ横ばいの傾向となっています。
以下では簡単な事例をもとに、相続税額を算定し、課税対象となる地元地域を検討してみました。なお土地の評価は路線価(国税庁HP)によるものです。
<事例>
◆相続人 姉妹2人
◆場所 大阪府京阪守口市駅前
(寺内町側 路線価=25万円とします)
◆土地165㎡(50坪程度:25万円×165㎡=4,125万円)と一軒家
◆預金等(2,500万円)
資産合計 6,625万円
<税額算定例>
基礎控除 4,200万円
(=600万円×法定相続人2人+3,000万円)
計算すると、2,425万円(=資産合計6,625万円-4,200万円)が課税対象となり、相続人は姉妹2人のため、合計262万円が相続税額となります(計算省略)。
<路線価別の相続税額>
上記事例では、路線価が25万円の地域であれば、税額が262万円となりました。以下では、路線価別の税額を算定してみました。(土地=50坪程度)
★路線価30万円→387万円
★路線価20万円→160万円
★路線価12万円→28万円
◆参考:守口市近郊の地域別路線価(令和5年度分)
・京阪守口駅前寺内町(路線価:26万円)
・旧守口市役所前(路線価:20万円)
・門真市駅付近末広町(路線価:12.5万円)
・門真市駅付近常磐町(路線価:12万円)
・大東京阪百貨店赤井(路線価:16.5万円)
・住道駅前付近末広町(路線価:12.5万円)
・四條畷学園町バス道(路線価:12.5万円)
・忍ケ丘駅岡山1丁目側(路線価:12万円)
*なお、リンク集「相続税申告の判定シート」を直接入力される方は、スマホからはできませんのでPCで行って下さい。