税理士事務所
TAX PLANNING & MANAGEMENT SERVICE
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田中英二税理士事務所とは
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所長の独り言
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いわゆる節税について 2003年6月25日
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重要なのは安定したキャッシュフローの創出力2 2010年5月31日
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本業をきわめる2 2003年9月12日
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『勘定あって銭たらず』 とは? 2003年12月19日
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所得税59条について 2004年9月24日
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手形を振り出して寄付金を支出した場合 2005年7月30日
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戻ってこないゴルフ会員権の預託金は単純損金 2005年8月2日
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起業家の会社設立前の税務処理に特例措置あり 2005年8月10日
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会社内改革 2005年9月12日
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改正された減価償却の償却方法についての考え方 2007年6月18日
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共有でもえらい違い! 不動産の共有と株式 2007年11月22日
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市民税について 2008年1月23日
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重要なのは安定したキャッシュフローの創出力1 2010年5月31日
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本業をきわめる その1 2003年8月26日
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リンク集
所長の独り言
重要なのは安定したキャッシュフローの創出力1
記事提供者:アタックス 池ヶ谷 穣次
昨年末に話題となった「中小企業金融円滑化法」ですが、施行後2ヶ月で大手銀行だけでも3.6万件の申請があり、中小企業の資金繰り改善に効果をあげているようです。
借入金の条件変更が可能となった中小企業は大手銀行だけでも約1万件、その金額は7,000億円にのぼりました。この水準は2008年にスタートした景気対応緊急保証が約18兆円、セーフティネット貸付が約6兆円であることから考えても、「中小企業金融円滑化法」に対する注目度や期待値は高かったことが伺えます。
また、この法律による「貸付条件の変更等」の対応は、信用保証協会等の特定の機関が査定をするのではなく、取引金融機関が連携して企業の再生を支援することが求められます。このように従来の中小企業の資金繰り対策よりも高いハードルにもかかわらず、上記の実績となったことは、金融機関としても充分な受入体制を準備して望んだことが伺えます。
会社と金融機関が共同で取り組む「中小企業金融円滑化法」ですが、この法律の成否は、企業が本質的な経営改善に取り組めるかどうかにかかっています。金融機関は企業の再生を支援するにあたり、企業が作成した経営改善計画を吟味し、改善後のキャッシュフロー創出力を見極めたうえで「貸出条件の変更等」を行います。(つづく)
昨年末に話題となった「中小企業金融円滑化法」ですが、施行後2ヶ月で大手銀行だけでも3.6万件の申請があり、中小企業の資金繰り改善に効果をあげているようです。
借入金の条件変更が可能となった中小企業は大手銀行だけでも約1万件、その金額は7,000億円にのぼりました。この水準は2008年にスタートした景気対応緊急保証が約18兆円、セーフティネット貸付が約6兆円であることから考えても、「中小企業金融円滑化法」に対する注目度や期待値は高かったことが伺えます。
また、この法律による「貸付条件の変更等」の対応は、信用保証協会等の特定の機関が査定をするのではなく、取引金融機関が連携して企業の再生を支援することが求められます。このように従来の中小企業の資金繰り対策よりも高いハードルにもかかわらず、上記の実績となったことは、金融機関としても充分な受入体制を準備して望んだことが伺えます。
会社と金融機関が共同で取り組む「中小企業金融円滑化法」ですが、この法律の成否は、企業が本質的な経営改善に取り組めるかどうかにかかっています。金融機関は企業の再生を支援するにあたり、企業が作成した経営改善計画を吟味し、改善後のキャッシュフロー創出力を見極めたうえで「貸出条件の変更等」を行います。(つづく)
2010年5月31日更新
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