今も「東京の〇〇駅近くに新築マンションが販売されることになるんですが、立地が良く利回りも良いので購入されませんか?」
こういった不動産売買に関する電話やDMでの勧誘が、時々あります。
⇒ 立地条件が良く、(表面)利回りも良く、数年後に売却(キャッシュフロー)すれば元が取れる。
こんな旨い儲け話があれば・・・・。
でも、税理士業務の他に、マンション管理士という仕事もしている関係上、普通の方よりもマンションに関するいろんな情報が入手でき、またマンションの実態や現状をみる機会も多くあります。知れば知るほど、簡単には手が出せないなぁ、と感じてしまいます。
例えば、業者の方から
・ 駅から雨の日でも傘を差さずに部屋に入れます。
・ 家賃は、〇年間保証だから利回りは〇%
・ 1階ピロティホールが綺麗、ジムなどの設備があり、コンシェルジュがいるなど設備が充実
・ 管理費や修繕積立金が安い(でもいくら積立されているのか話が出ない)。
・ 管理は我々(業者)がやります(管理組合の説明が無い)。
こういった話の中にも重要なポイントがあります。
この中で、まず「立地条件」は、自らの目で見ていただければ良いと思いますが、そのほかの「利回り」、特に実質利回り(支出を除いたキャッシュフロー)の検討、そして、いつ頃売却したら良いのか
⇒ 簡単なようですが、これを誤ると投資が赤字になる可能性が大です。
これには、税理士としての税金の見積り計算、マンション管理士としての管理費・修繕積立金等の額の検討(管理組合の財務状況等)、そのうえで各自の実情に応じたキャッシュフローの見積りが大事になってくると思います。
その検討をしたうえで、購入決断すれば、後で何が起きても後悔は少ないと思います。
とはいうものの、最後は、ご自身の価値観(部屋がきれい、眺望が良い、設備が充実、管理人常駐など)が決め手になると思いますし、それはそれで良いと思います。
それでも、弊事務所としての意見を聞きたい、参考にしたいという方は、遠慮なくご連絡ください。
初回の相談は無料としていますので、概要の説明のみに限らせていただきます。
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