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会社決算対策~損益計算書編

会社決算における損益計算書(もうけ)のしくみです。

決算書ファイル
 ★損益計算書とは、「どれだけ売って」「いくら儲けたか」を示す「会社の成績表」です。

 その利益は、売上総利益・営業利益・経常利益・税引前当期利益・当期利益(純利益)の5つから成り立っています。


1.売上総利益(=売上高-売上原価) 

 売上高から売上原価を差し引いた残りの利益が、売上総利益です。例えば、1,000円の野菜セットを毎日50個売る青果店を考えてみます。売上総額は1カ月150万円でこれが売上高。会社決算では、この売上高から、仕入れにかかった費用(=売上原価)を差し引いた額が売上総利益となります。

2.営業利益

 売上総利益から人件費や営業から生じた経費を差し引いた額を営業利益といいます。つまり、営業利益とは事業自体の収益力です。

3.経常利益

 この段階では、営業利益に、お金の貸借による受取利息・支払利息、投資による受取配当金などの損益をプラス・マイナスします。

4.税引前当期利益

 この段階では、経常利益に特別損益をプラス・マイナスした結果が示されます。これが、税引前、つまり法人税等を差し引く前の利益です。特別損益とは、例えば土地売却や災害発生時の損失など、通常はほとんど発生しない損益のことをいいます。

5.当期利益(純利益)

 税引前当期利益から、法人税・住民税を差引いたものが、最終的な税引後の会社の利益です。会社はこの利益を最大にすることをめざします。これが株主の取り分となり、配当もここから支払われます。

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井上和久税理士事務所