-
ニュース
-
【時事解説】良いインフレは到来するのだろうか? その1 2026年10月12日
-
《コラム》企業の安全配慮義務とは 2026年10月9日
-
《コラム》シール・トレカの転売と税金 2026年10月9日
-
国税庁の概算要求6570億円 2026年10月8日
-
政府税調 賃上げ促進税制の効果疑問視 2026年10月7日
-
AIで申告漏れリスクをスコア化 2026年10月6日
-
日本ホテル協会 飲食接待費の非課税枠拡充を要望 2026年10月5日
-
2026年10月の税務 2026年10月3日
-
《コラム》外貨運用の落とし穴 最高裁が「課税あり」と判断 2026年10月2日
-
《コラム》「勘と経験」から抜け出すデータ経営への第一歩 2026年10月1日
-
【時事解説】首都機能をバックアップする副首都の姿とは~ その2 2026年9月30日
-
【時事解説】首都機能をバックアップする副首都の姿とは~ その1 2026年9月29日
-
《コラム》所得区分等に要注意 暗号資産とNFTの課税ルール 2026年9月26日
-
【時事解説】2026年版経済財政白書の概要 その1 2026年9月25日
-
地方交付税の不交付は87自治体 2026年9月24日
-
日本病院会 消費税〝損税〟解消を重点要望 2026年9月19日
-
2026年10月の税務 2026年9月18日
-
《コラム》不相当に高額な役員退職金の法人課税 2026年9月17日
-
《コラム》遺留分侵害に対する課税 2026年9月16日
-
【時事解説】Win-LoseかWin-Winか その2 2026年9月15日
-
-
お役立ち情報
-
案内板
-
リンク集
ニュース
【時事解説】良いインフレは到来するのだろうか? その1
政府・日銀はいまだに「デフレ脱却宣言」をしていませんが、現在の物価動向は明らかにインフレに転換しています。果たして、アベノミクス開始当初言われていた経済を好転させる「良いインフレ」は到来するのでしょうか。
かつて、アベノミクスを主導していた人々は、「日本経済低迷の最大の要因はデフレであり、インフレに転換さえできれば日本経済は回復する」と主張していました。当初、当時の日銀の黒田総裁は「2年で結果を出す」と言っていたのですが、在任中にインフレ目標を達成することはできませんでした。現在のインフレは日銀の量的金融緩和政策の結果ではなく、パンデミックや戦争等による海外発の物価上昇が主因とされています。
リフレ派の理論には、次の2点で思い違いが生じたことになります。一つは日銀の量的金融緩和政策で物価を自由にコントロールできないということ、そしてもう一つはインフレになったからといって経済状況は改善しないということです。
これに対し、リフレ派の人々は次のように反論します。そもそもインフレには良いインフレと悪いインフレの2種類がある。良いインフレとは需要が物価を引き上げるデマンドプル型で、このインフレになれば、物価と賃金が好循環に上昇し、経済は活況になる。一方、悪いインフレはコストが物価を押し上げるコストプッシュ型で、このインフレだと経済は好転しない。だから、日銀の金融政策でデマンドプル型インフレを目指すのだ、と。
しかし、物価と賃金が好循環に上昇するデマンドプル型インフレなど本当に起こせるのでしょうか。リフレ派が想定するのは高度経済成長期のインフレでしょうが、それ以来、半世紀にわたり、デマンドプル型インフレは発生していません。アベノミクスであれだけ金融緩和を行いながら起こせなかったのですから、デマンドプル型インフレなどもはや到来しないことが判明したと考えた方がいいのではないかと私は思います。とすると、インフレに良いインフレはなくなり、悪いインフレのみ残ることになります。(つづく)
(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2026年10月12日更新
<<HOME