村上和友税理士事務所
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★中国古典 ★「中国古典の人間学」 ★「リーダーのための中国古典」
中国古典の第二弾です。
2.書籍「中国古典の人間学」 CD「リーダーのための中国古典PART1」守屋洋
中国古典の中から、孫子、三国志、貞観政要、論語、史記、韓非子等12編を選び、現代に生きる上での示唆を与えてくれる魅力的なエピソードを平易な日本語で解説した良書とその内容を俳優の江守徹さんが朗読したCDです。
例えば「史記」の中のエピソード
①「3年、鳴かず飛ばず」
二千数百年程前、中国春秋時代、楚の名君荘王の話
荘王は即位して3年間政治はそっちのけで毎日毎晩、遊びほうけていた。しかも、国中に触れを出して、「諌める者は死刑に処す」という徹底ぶりである。
伍挙という重臣が荘王へ
伍挙「謎々を一つお聞かせしましょう」
荘王「申してみよ」
伍挙「丘の上に鳥がいます。3年の間、飛びもせず鳴きもしません。これはいかなる鳥でありましょうか」
荘王「3年飛ばずとも、ひとたび飛べば天の極みに至るであろう。3年鳴かずとも、ひとたび鳴けば世を驚かすであろう。お前の言いたいことは分かっている。もう下がるがよい。」
しかし、荘王の道楽はやまず、益々派手になった。
今度は、蘇従という臣下がずけずけと諫言した。
もとより死を賭しての諫言である。
荘王「諌めるものは死刑だと布告したはず、承知しておろうな」
蘇従「我が君の迷いを覚ますことができますなら、殺されても本望です。」
この覚悟を聞いた荘王は以後、ピタリと遊びを止め、今まで一緒に遊びほうけていた取り巻き連中を処分し、勇気ある諫言を行った伍挙や蘇従を最高責任者に登用し、人事の刷新を行い国政の基盤を整えた。
荘王は、遊びほうけながら、じっくりと臣下を観察し、使える者と使いものにならないものを見極めていたのである。
荘王はやり手の、切れる人物だった。
しかし、切れる人物というのは、得てしてその切れ味の鋭さによって部下を震え上がらせることはできるが、反面、なかなか心服されないものであるが、荘王は切れる人物でありながら太っ腹なところもあった英雄であった。
②絶纓(ぜつえい)の会
荘王が遊びほうけていた頃の話である。
大勢の臣下を集めて酒を振舞い「今宵は無礼講じゃ、遠慮なしにやるがよいぞ」で君臣あげて大騒ぎとなった。
ところがやがて風でも吹いたのか、部屋中の灯りが消え、これ幸いと王の愛妾に悪戯した男がいた。
愛妾は気丈な女性で、男の冠のヒモを引きちぎり荘王に訴えた。「冠にヒモのない男が犯人です。早く灯りをつけて、捕らえてください。」
すると荘王は「女の操を重んじて部下を恥ずかしめることはできぬ。」と愛妾を制し、「今宵は無礼講じゃ、みんな冠のヒモを切り捨てい。」と怒鳴った。
数年後、戦争するたびに常に先頭で勇猛果敢に戦う勇士がいた。
荘王は男を呼び寄せ「命を的に戦ってくれたのは、なんぞ仔細でもあるのか」男は平伏して答えた「私は一度死んだ身であります。あの夜、冠のヒモをひきちぎられたのは、実は、この私であります。王の情けで生き長らえたわけで、身命を投げ打って、ご恩に報いただけでございます。」
小さい事にいちいち目くじらを立てているようでは、人の心服は得られない。寛容で包容力があってこそ人の信頼が得られるものである。
いかがでしょうか?これが二千数百年前の実話であるとは驚きです。どちらも人心掌握のドラマを見ているような感じがしませんか?このような話が満載です。
ほとんどの小説や脚本は過去にあったことの焼き直しだと感じます。
世界中の神話や英雄伝説を研究した米国の神話学者ジョセフ・キャンベル氏は英雄伝説には一つのパターンがあり「英雄は旅立ち、仲間に会い、困難を克服し、目標を達成し、そして帰還する」といっています。
ブッダ、西遊記、桃太郎、水戸黄門等も同じパターンです。
これを利用したのが「スターウォーズ」だとジョージ・ルーカスは公表していますし、彼以外にもハリウッド映画はよくこれを利用しています。
経営コンサルタントの神田昌典さんのCDを聞くとこの神話理論に注目していて、マーケティングに利用しているという話が出てきます。
人間には見ていて気持ちのいいものは何なのかDNAの中に組み込まれています。
現代はあまりにも、悪い情報をテレビのニュースなどで垂れ流し過ぎです。
世の中にはいい事がたくさん起きています。
1929年大恐慌時の米国において、ルーズベルト大統領が、マスコミに対して、いいニュースだけ流すお願いをしました。
これをお手本に、人々の気持ちを明るくするために、いいニュースだけを放送するテレビ局があっていいと思いますが如何でしょうか?
2.書籍「中国古典の人間学」 CD「リーダーのための中国古典PART1」守屋洋
中国古典の中から、孫子、三国志、貞観政要、論語、史記、韓非子等12編を選び、現代に生きる上での示唆を与えてくれる魅力的なエピソードを平易な日本語で解説した良書とその内容を俳優の江守徹さんが朗読したCDです。
例えば「史記」の中のエピソード
①「3年、鳴かず飛ばず」
二千数百年程前、中国春秋時代、楚の名君荘王の話
荘王は即位して3年間政治はそっちのけで毎日毎晩、遊びほうけていた。しかも、国中に触れを出して、「諌める者は死刑に処す」という徹底ぶりである。
伍挙という重臣が荘王へ
伍挙「謎々を一つお聞かせしましょう」
荘王「申してみよ」
伍挙「丘の上に鳥がいます。3年の間、飛びもせず鳴きもしません。これはいかなる鳥でありましょうか」
荘王「3年飛ばずとも、ひとたび飛べば天の極みに至るであろう。3年鳴かずとも、ひとたび鳴けば世を驚かすであろう。お前の言いたいことは分かっている。もう下がるがよい。」
しかし、荘王の道楽はやまず、益々派手になった。
今度は、蘇従という臣下がずけずけと諫言した。
もとより死を賭しての諫言である。
荘王「諌めるものは死刑だと布告したはず、承知しておろうな」
蘇従「我が君の迷いを覚ますことができますなら、殺されても本望です。」
この覚悟を聞いた荘王は以後、ピタリと遊びを止め、今まで一緒に遊びほうけていた取り巻き連中を処分し、勇気ある諫言を行った伍挙や蘇従を最高責任者に登用し、人事の刷新を行い国政の基盤を整えた。
荘王は、遊びほうけながら、じっくりと臣下を観察し、使える者と使いものにならないものを見極めていたのである。
荘王はやり手の、切れる人物だった。
しかし、切れる人物というのは、得てしてその切れ味の鋭さによって部下を震え上がらせることはできるが、反面、なかなか心服されないものであるが、荘王は切れる人物でありながら太っ腹なところもあった英雄であった。
②絶纓(ぜつえい)の会
荘王が遊びほうけていた頃の話である。
大勢の臣下を集めて酒を振舞い「今宵は無礼講じゃ、遠慮なしにやるがよいぞ」で君臣あげて大騒ぎとなった。
ところがやがて風でも吹いたのか、部屋中の灯りが消え、これ幸いと王の愛妾に悪戯した男がいた。
愛妾は気丈な女性で、男の冠のヒモを引きちぎり荘王に訴えた。「冠にヒモのない男が犯人です。早く灯りをつけて、捕らえてください。」
すると荘王は「女の操を重んじて部下を恥ずかしめることはできぬ。」と愛妾を制し、「今宵は無礼講じゃ、みんな冠のヒモを切り捨てい。」と怒鳴った。
数年後、戦争するたびに常に先頭で勇猛果敢に戦う勇士がいた。
荘王は男を呼び寄せ「命を的に戦ってくれたのは、なんぞ仔細でもあるのか」男は平伏して答えた「私は一度死んだ身であります。あの夜、冠のヒモをひきちぎられたのは、実は、この私であります。王の情けで生き長らえたわけで、身命を投げ打って、ご恩に報いただけでございます。」
小さい事にいちいち目くじらを立てているようでは、人の心服は得られない。寛容で包容力があってこそ人の信頼が得られるものである。
いかがでしょうか?これが二千数百年前の実話であるとは驚きです。どちらも人心掌握のドラマを見ているような感じがしませんか?このような話が満載です。
ほとんどの小説や脚本は過去にあったことの焼き直しだと感じます。
世界中の神話や英雄伝説を研究した米国の神話学者ジョセフ・キャンベル氏は英雄伝説には一つのパターンがあり「英雄は旅立ち、仲間に会い、困難を克服し、目標を達成し、そして帰還する」といっています。
ブッダ、西遊記、桃太郎、水戸黄門等も同じパターンです。
これを利用したのが「スターウォーズ」だとジョージ・ルーカスは公表していますし、彼以外にもハリウッド映画はよくこれを利用しています。
経営コンサルタントの神田昌典さんのCDを聞くとこの神話理論に注目していて、マーケティングに利用しているという話が出てきます。
人間には見ていて気持ちのいいものは何なのかDNAの中に組み込まれています。
現代はあまりにも、悪い情報をテレビのニュースなどで垂れ流し過ぎです。
世の中にはいい事がたくさん起きています。
1929年大恐慌時の米国において、ルーズベルト大統領が、マスコミに対して、いいニュースだけ流すお願いをしました。
これをお手本に、人々の気持ちを明るくするために、いいニュースだけを放送するテレビ局があっていいと思いますが如何でしょうか?
- 参考URL:書籍「中国古典の人間学」
- 参考URL:CD「リーダーのための中国古典」
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