<うえの税理士事務所の理念~ひとときのヒーロー~>
私がご相続の実務に携わる中で、いつも胸に抱いている歌の一節があります。 さだまさしさんの『虹〜ヒーロー〜』という楽曲の一節です。
そこには、こんな歌詞があります。
「I'm a singer 虹になりたい ひとときのヒーロー 演じてそして I'm a singer 振り返ったら 幻のように 消え去るもの 誰かのしあわせと 入れ違いに」
(作詞:さだまさし『虹〜ヒーロー〜』より)
私は、相続税を専門とする税理士の仕事は、まさにこの「ひとときのヒーロー」のような存在であるべきだと考えています。
【一番深い悲しみの中にいる皆さまの、「不安を和らげる」ために。】
こちらをご覧の皆さまの中には、今まさに、親しい方、最愛の方を亡くされ、おそらく人生の中でも体験したことのない深い悲しみや絶望の中に身を置かれている方もいらっしゃることと思います。
そして、そこに拍車をかけるように、
「相続の手続きって、何から始めればいいの?」
「そもそもうちは、相続税の申告って必要なの?」
「どれくらいの金額の税金を納めることになるの?」
といった、数多くの疑問や不安が胸の中で渦巻いているのではないでしょうか。
そうした深い悲しみの中にいらっしゃる皆さまの「不安を和らげる」こと。 それこそが、税理士としての私の最大の役目であり、当事務所の理念です。
だからこそ、当事務所はお会いしていきなり難しい税金の話や、書類の提出を求めるようなことはいたしません。
まずはご遺族の皆さまのお気持ちをじっくりとお聴きし、心にぽっかりと空いてしまったスキマを、安心でひとつひとつ丁寧に埋めていくことから始めます。
【「目先の節税」よりたいせつなもの ~「ご家族全員が納得できる解決の形」を。】
相続税という税金の特徴のひとつに、『最も税額が少なくなる選択肢が、必ずしも相続人の皆さまにとって最適な選択肢になるとは限らない』という点が挙げられます。 これは所得税や法人税など他の税目の申告では、まず起こり得ない現象です。
もちろん私も、皆さまの納める税金が最も少なくなる方法を模索し、ご提案できる能力を磨くべく、日々研鑽を積んでおります。 ただ、税金を機械的に計算して安くすることだけなら、これからの時代、AIやシステムの発展により、いくらでもできるようになるのかもしれません。 ですが、私が一番大切にしたいのは「目先の節税」以上に「ご家族全員が納得できる、一番あたたかい解決の形」なのです。
たとえば、「徹底的な節税」を優先した結果、その後の数十年に渡り親族関係にしこりが残ってしまうくらいなら、みんなが「これで良かったよね」と納得して笑い合える別の道を、一緒に考えたい。
「あの時上野さんがそばにいてくれて、本当によかった」
そう思っていただけるような、心と心の絆に寄り添うお手伝いこそが、私にしかできないオンリーワンの仕事だと信じています。
【「ひとときのヒーロー」として一緒に過ごす時間】
相続税の申告には、法律で定められた「10ヶ月」という期限があります。
私のような相続税の税理士は、いわゆる会社の顧問税理士とは違い、来年も再来年もずっと継続して会社経営や申告に携わるという立場ではありません。 もちろん、何かしらの形でその後もお付き合いを続けさせていただくこともあるのですが、基本的にはその相続税申告が無事に完了し、すべての相続に関するお手続きが終わったとき、私の役目は終わります。
ひょっとしたら、皆さまの人生の中で私が登場する時間は、このたった「10ヶ月の間」だけかもしれません。
つらい長雨の時間を乗り越え、顔を上げた先に、青空にかかる虹を見つけた時のように、ご遺族の皆さまに笑顔と安心が戻り、前を向いて新しい生活へと踏み出されたとき、私は皆さまの「しあわせ」と入れ違いに、そっと姿を消す存在なのかもしれません。
ただ、もし皆さまが5年後、10年後、20年後という遠い未来に、ふと亡くなられた大切な方の昔話を思い出したとき。
「そういえば、あの相続の時には上野さんっていう税理士がいてくれて、いろんなことを手伝ってくれたよね」
「そばにいて、不安な気持ちを払拭してくれたよね」
「親身になって助けてくれたよね」
そんな風に、皆さまの胸の中で、辛く苦しい時間のことだけでなく、思い出の中に残り続ける「虹」のような存在として思い出していただけることがあれば… それこそが、私の仕事がうまくいったという何よりの証明なのだと思います。 ですので、もしかしたら私の仕事の評価がなされるのは、申告が完了したずっと先の未来での出来事なのかもしれませんね。
悲しみと不安でいっぱいの10ヶ月間。
どうかひとりで抱え込まず、まずはその重荷を少しだけ預けてみませんか?
あなたの「ひとときのヒーロー」として、じっくりと隣を歩みます。
うえの税理士事務所
代表税理士 上野 祥太

※ある日の早朝。朝焼けの空に広がっていた虹の写真です。
夜がどんなに暗くても、このような美しい光景に出会える朝が、きっとあなたにも訪れますように。