山本 文彦 税理士事務所
税理士は中小企業者を支える法律家です。お気軽に相談して下さい!
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トピックス
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交通反則金共済制度への加入費用は経費にできない 2004年7月30日
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マンションの構造上の問題で支出した立退料 2005年11月29日
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お寺の住職がもらっている給与にも税金がかかっている 2004年9月1日
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人材派遣会社に報酬払う時は所得税の源泉徴収は不要 2004年9月19日
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フリーター課税について。(総務省の傲慢) 2004年10月18日
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執行役員よりも中小企業は使用人兼務役員がお好き 2004年10月28日
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試供品と言えども贈呈費用の処理には条件がある 2004年11月5日
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オーナーが家族を名目の役員にし、大きなしっぺ返し 2005年1月5日
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17年度税制改正案では人材投資減税が注目されている 2005年1月12日
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ストックオプション訴訟、最高裁の判断は給与所得。 2005年1月28日
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贈与されたゴルフ会員権の名義書換え料は経費 最高裁 2005年2月8日
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身障者の車の乗り降り介護費も所得税の医療費控除 2005年2月25日
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立退料に消費税はかからない 2005年3月2日
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スキミングの雑損控除。銀行に被害証明請求可能に 2005年3月5日
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会社勤務の息子が事業を手伝うことになった時 2005年3月17日
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社員や役員に支給する食事代は給与課税される? 2005年5月26日
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「会議後のイッパイ」は交際費 2004年8月16日
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トピックス
贈与されたゴルフ会員権の名義書換え料は経費 最高裁
父親から子供がゴルフ会員権の贈与を受けた際、後で支払った名義書き換え手数料が、1年分の譲渡所得から控除できるかどうかで争われていた裁判で、最高裁が「控除可能」とする判決を下し話題を呼んでいます。(平成13年(行ヒ)第276号)
一般的に贈与で取得したゴルフ会員権の名義書き換え手数料については、これまでは1年分の譲渡所得税の計算を行う際に必要経費として控除することができないと考えられていました。しかし、今回の裁判では、子供がゴルフ会員権の贈与を受けた後に支払った名義書き換え手数料が、譲渡所得からの控除が認められている「資産の取得費」に当たるか否かが争われており、その行方が非常に注目されていました。
判決において、浜田邦夫最高裁裁判長は「贈与で資産を取得するための付随費用は控除の対象となる」との初判断を示した上、手数料はこの費用に当たると判示。控除を認めない国税当局の課税処分を適法とした1、2審判決を破棄し、処分を取り消しました。これにより国税側の逆転敗訴が確定しました。
贈与でかかった土地の登記費用や株式の名義書き換え手数料などにも当てはまる判断だけに、国税当局にとっては、これまで贈与から譲渡までの中間費用を考慮しない扱いを変えざるを得ず、税実務に大きな影響を与えそうです。
一般的に贈与で取得したゴルフ会員権の名義書き換え手数料については、これまでは1年分の譲渡所得税の計算を行う際に必要経費として控除することができないと考えられていました。しかし、今回の裁判では、子供がゴルフ会員権の贈与を受けた後に支払った名義書き換え手数料が、譲渡所得からの控除が認められている「資産の取得費」に当たるか否かが争われており、その行方が非常に注目されていました。
判決において、浜田邦夫最高裁裁判長は「贈与で資産を取得するための付随費用は控除の対象となる」との初判断を示した上、手数料はこの費用に当たると判示。控除を認めない国税当局の課税処分を適法とした1、2審判決を破棄し、処分を取り消しました。これにより国税側の逆転敗訴が確定しました。
贈与でかかった土地の登記費用や株式の名義書き換え手数料などにも当てはまる判断だけに、国税当局にとっては、これまで贈与から譲渡までの中間費用を考慮しない扱いを変えざるを得ず、税実務に大きな影響を与えそうです。
2005年2月8日更新
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