大野裕康税理士事務所
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何のために上場を目指すのか? その1
『新規上場 上期2割減』 73社会計監査厳しくという記事が新聞に掲載された。
今年上期の国内株式市場に新規上場した企業数は73社と、前年同期の93社を2割ほど下回ることとなった。その大半を占める新興3市場においても同様の傾向である。
新規上場銘柄は最近でこそ初値水準が回復傾向にあるものの、新興株式市場の株価下落は惨憺たるものであり、その時価総額は3市場合計でも20兆円そこそこの水準に低迷している。
新興企業の成長性が大企業のそれに比べて見劣りし始めている。加えて相次ぐ業績予想の下方修正や決算修正、不適切な情報開示、不透明な合併や資金調達、会計監査人の変更など、投資家の疑念や失望を招く事例は枚挙に暇がない。
上場後、成長を持続する(もしくは成長イメージを演出する)経営に行き詰まり、得体の知れない投資グループに翻弄される企業や経営者も出てきていることは皆さんご存知のとおりである。
私自身、業績低迷や資金難に喘ぐ上場新興企業が、新たなスポンサーや資本提携先を探す姿を見聞きすることも増えたという実感がある。こういうケースに遭遇するたびに、上場とは企業にとって何なのかということをつくづく考えてしまう。新興市場の実態は、相次いで開設された時期に語られた「多産多死も是とする」という考え方そのものに、近づきつつあると言えるのではないか。
今年上期の国内株式市場に新規上場した企業数は73社と、前年同期の93社を2割ほど下回ることとなった。その大半を占める新興3市場においても同様の傾向である。
新規上場銘柄は最近でこそ初値水準が回復傾向にあるものの、新興株式市場の株価下落は惨憺たるものであり、その時価総額は3市場合計でも20兆円そこそこの水準に低迷している。
新興企業の成長性が大企業のそれに比べて見劣りし始めている。加えて相次ぐ業績予想の下方修正や決算修正、不適切な情報開示、不透明な合併や資金調達、会計監査人の変更など、投資家の疑念や失望を招く事例は枚挙に暇がない。
上場後、成長を持続する(もしくは成長イメージを演出する)経営に行き詰まり、得体の知れない投資グループに翻弄される企業や経営者も出てきていることは皆さんご存知のとおりである。
私自身、業績低迷や資金難に喘ぐ上場新興企業が、新たなスポンサーや資本提携先を探す姿を見聞きすることも増えたという実感がある。こういうケースに遭遇するたびに、上場とは企業にとって何なのかということをつくづく考えてしまう。新興市場の実態は、相次いで開設された時期に語られた「多産多死も是とする」という考え方そのものに、近づきつつあると言えるのではないか。
2007年8月10日更新
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