長崎県美術館は、地元ミュージシャンのコンサート開催、研究成果やアートシーンを展望するフリーペーパーの発行、地元のお祭りやイベントと連動した企画など、地域文化創造に向けて積極的な貢献を行います。
また、そうした活動の中で、地元に埋もれている文化資源を再生させるとともに、文化的位置付けを行い、長崎県文化全体の向上を図り、地域の文化的心臓となる美術館を目指し、地場産業や企業との関係性を構築、積極的にスポンサーを求めていくとともに、美術館本来の魅力を高めることにより、映像資産を活かして技術開発や起業精神を刺激するような美術館を目指します。
壱岐・対馬・五島列島など、数多くの離島がある長崎県を、ブロードバンド網などを活用して美術館と離島などの各地域を結び、それぞれの地域に居ながらにして美術館のコンテンツを活用し楽しめる事業に取り組むと共に、日本列島の西端に位置する長崎は、東アジアと日本という観点に立つと、実は地理的には中央に位置します。この地理的特性は、世界に目を移したとき、東アジア各国を結ぶ交流拠点としての役割を担う可能性を開きます。