では、「経営力再構築伴走支援(以下、「伴走支援」)ガイドライン」の概要はどのようになっているのでしょうか。そこで、同ガイドラインの構成に沿ってその概要をみていきましょう。
第1章「伴走支援を支える理論」では、組織開発の研究者であるアメリカの心理学者、エドガー.H.シャインが提唱した「プロセス・コンサルテーション」の考え方を理論的な柱として解説しています。
第2章「伴走支援モデルの概要」では第1節及び第2節において、伴走支援の定義やフレームワークについて解説し、第3節において、伴走支援モデルの三要素として、①対話と傾聴による信頼関係の構築、②気づきを促す課題設定型コンサルテーション、③経営者の「自走化」のための「内発的動機づけ」と「潜在力」の引き出しについて解説しています。
第3章「伴走支援の実施主体」では、伴走支援推進協議会、経済産業省・中小企業庁、商工団体、民間支援機関、地方公共団体などの実施主体ごとの取り組みを解説しています。
第4章「伴走支援の進め方」では、伴走支援の基本的な枠組みについて、①事業者と接する前~支援対象について、②事業者・支援者双方の理解~伴走支援に入る前に、③伴走支援の開始~信頼関係の構築、④気づき・腹落ちの促進~本質的な課題へのアプローチ、⑤内発的動機づけ~オーナーシップの発揮、⑥課題解決~行動変容・成功体験の蓄積、⑦フォローアップ~自走化、自己変革の実現という7つの支援ステップに沿って解説しています。
第5章「ケーススタディ」では、第4章で整理した支援ステップに合わせて、それぞれ実際の伴走支援の事例をもとに、「モデル事例」と「学び事例」を挙げています。(了)
(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)