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時事解説

【時事解説】中小企業における人材の育成 その2



 では、中小企業における人材の育成において具体的にどのような取組が行われているのでしょうか。そこで、中小企業庁編「中小企業白書2024年版」において、技術力向上と自主性を育てる人材育成によって技術力を継承、発展させている企業の事例として紹介された株式会社九州電化(本社所在地:福岡県福岡市)の取組についてみていきましょう。

 株式会社九州電化は、1960 年創業のめっき加工を手掛ける企業で、技術力を強みに同業他社では対応できない特殊な加工を数多く手掛けてきました。同社では高度な技術力を継承し、発展させていくことが将来に向けた命題と考え、その解決に向けた様々な人材育成の取組を行っています。
 入社した社員がまず受ける「めっき道場」での訓練では、約40工程のめっき処理をあえて手作業で経験させることで基礎的な技術と知識の習得を行います。
 また、国家資格である「電気めっき技能士」の取得に向けては、先輩社員によるOJT指導に加え、社外で提供されている育成講座や講習会等への参加を推奨しています。さらに、e-ラーニングで自習可能とする動画を作成・導入したところ、積極的に自己啓発に励む社員が増え、多くの社員が資格を取得しています。

 こうした社員の技術力向上とモチベーションアップを目指した取組は、パワー半導体、繊維強化プラスチック製品、航空・宇宙など、取引先からの案件相談をきっかけとした新たな先端分野の技術開発に携わることによる同社の技術力の発展にもつながっています。

 このように人材育成の取組によって主体性を持った社員が増えて仕事に前向きに取組む社内の雰気づくりができていることが、技術力の進化につながっているのです。(了)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2025年3月4日更新
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