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【時事解説】仮想空間に再現するデジタルツイン技術の可能性とは その1



 デジタルツインという言葉を耳にする機会が増えました。ただ、どのような技術で何ができるのか、今一つわからないという声もあります。デジタルツインを直訳すると「デジタル空間上の双子」となります。サイバー空間上に人やモノ、さらには建物や工場、街全体までをデジタルで表現し再現させたものを指します。リアルとサイバー空間、両者の世界は双子のように瓜二つなので「ツイン」と命名されています。

 デジタルツインは工場の生産性向上のほか、防災から渋滞予測、個人の健康増進まで、幅広く活用できる技術です。具体例として、デジタルツインを活用した渋滞予測の例を挙げましょう。現在、国土交通省では3Dデジタル地図のプラットフォームを構築し、全国56都市のデータを無料で公開しています。そこには、道路や橋、鉄道など、一般的な地図情報はもとより、建物の高さや用途、建設年などの情報もあります。

 こうした都市のデータを用いることで、サイバー空間にリアルの世界と同じ道路や建物を構築することができます。ここに、人や車の流れのほか、センサーで得たデータを加えてシミュレーションを行います。結果、現在の道路の混雑状況はもとより、この後、渋滞がひどくなるのか、あるいは解消されるのか。また、渋滞を回避するための最適なルートはどれか、といったことが明らかになります。

 デジタルツインは小売業にも活用されています。三越伊勢丹ホールディングスは、実証試験で伊勢丹新宿本店など新宿エリアをサイバー空間に再現しました。参加者はアバター(分身)をこしらえ、仮想の街で買い物を体験できます。このほかにも、デジタルツインを用いることで、ウイルスの拡散予測、防災、物流など、さまざまな用途に活用可能です。(つづく)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)
2021年11月30日更新
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