土居 邦明 税理士事務所
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エジプト旅日記
2019-10-15 あこがれの国エジプト10日間の旅へ深夜関空出発。ドバイまで10時間、カイロまで3時間、待ち時間を入れて出発から15時間で一行16人はカイロへ到着。
2019-10-16 エジプト考古学博物館へ入る。5千年前の遺物がごろごろしている。ツタンカーメンの棺は大きい上に何層にもなっていて華やかな古代絵文字で飾られている。黄金のマスクの煌びやかさに息を呑む。入場料180ポンド(¥7/ポンド)でミイラ室に入る。3200年前、権勢を誇り100人近い子供をもうけ、95歳まで生きたラムセス2世のミイラに対面する。残る頭髪に、その顔に王者の風格を見る。
2019-10-17 カイロからルクソールまで飛行機で1時間。到着後、ナイル川に停泊中のCrown Emperor号に乗船。部屋は広く、バス、トイレ等もホテルと遜色なし。バスでカルナック神殿に行く。メルセス2世が3200年前に建てた神殿には巨大な柱が立ち並ぶ。柱の周りを手をつないで囲う。12人! 柱の一本一本には古代エジプト文字、文様が下から上までぎっしり彫られている。ルクソール神殿も壮大さにおいてカルナック神殿と変わらない。砂中に何千年も埋もれていたおかげで建造された時の姿を今見ることができる。船での夕食時、船のクルーが鐘をたたきはやし立てる。我が同行の奈良氏の誕生日だ。クルーに連れ出され踊り狂うさまは、とても85歳とは思えない。同氏は東大卒で元武田薬品研究所長。多数の特許を持つ。氏開発の「いの一番」は今も主婦の必需品。シシリー島でマフィアに招待されたのが自慢。奥さんは皇室裏情報に詳しい。
2019-10-18 王家の谷に向かう。荒涼とした裸の山に囲まれた谷間に歴代ファラオの秘密の墓がある。唯一、盗掘を免れたツタンカーメンの墓への通路は壁、天井、至る所に色も鮮やかな文様、絵文字が刻まれている。王家の谷にはラムセス2世およびその後継者の墓が随所にあり外国人観光客が狭い洞窟内にあふれている。
ハトシェプスト女王葬祭殿は、かってここで悲惨なテロ事件があったことが嘘のような凛とした美しい佇まいで建っている。テロ以降、日本人観光客が途絶え、エジプト人のガイドさんは7~8年失業状態だったと嘆く。緩い坂のアプローチが、褐色の岩山を背にして建つ宮殿へ誘う全風景は灼熱の中にありながら涼しさを感じるほど美しい。
船に戻り、ナイル川に沈む夕日を出航した船のデッキから眺める。ナイル川に映えるまっ赤な夕日を5千年前のエジプトの人々も見たことを想い、悠久の歴史を想う。
2019-10-19 夜の間にナイル川を遡上した船は早朝、エドフに接岸。下船し、馬車に中野さんと同乗、ホルス神殿へ向かう。ごみごみとした狭い街路を馬車が行き交う。19世紀末、砂中から掘り出された巨大な神殿が厳として正面に姿を現す。2300年前の建造という。船に戻り、デッキのプールでU女と共に泳ぐ。日光浴をする相撲取りのような体型の女性たちに囲まれ我々はまるで子供。周りのデッキチェアーでは外人たちがのんびり寛いでいる。3時間のクルーズの間、窓外に移り変わる対岸の景色を見ながら読書。至福の時!下船し徒歩でコムオンボ神殿に行く。巨大な柱、刻まれた絵文字が夕日に輝く。2250年前に建てられたものでギリシャ時代の遺跡という。夕食後はガラベイヤ(現地の風俗着)を着てのパーテイ。わが仲間も買ったばかりの派手な模様のガラベイヤを着て参加し踊りの輪に加わる。くじ引きもあり楽しい夜。船はいつの間にか滑るように動き出す。
2019-10-20 小舟でイシス神殿へ向かう。湖底に沈む島から移築された神殿は船からみても力強い列柱に支えられ青空に屹立している。上陸して見ると歴代のローマ皇帝にも愛されたと納得のいく壮麗さ。素晴らしい景観のレストランでヌビア料理を味わった後、アスワンダム堰堤を見て、後はひたすら荒漠たる砂漠を走る。エセル湖(アスワンダム湖)が眼下に見えるホテルに到着。早速、エセル湖をバックに広いプールで泳ぐ。夕日をバックに泳ぐ。プールは我が一行のみ。存分に泳ぐ。
暗闇に浮かぶアブシンベル神殿の光のショウに息を呑む。夕食時、中野さんは船上パーティで当てたワインを皆にふるまう。席上、N氏夫人が仰天するような書くさえ憚れる皇室裏話を披露、みな絶句唖然。本当!?
2019-10-16 エジプト考古学博物館へ入る。5千年前の遺物がごろごろしている。ツタンカーメンの棺は大きい上に何層にもなっていて華やかな古代絵文字で飾られている。黄金のマスクの煌びやかさに息を呑む。入場料180ポンド(¥7/ポンド)でミイラ室に入る。3200年前、権勢を誇り100人近い子供をもうけ、95歳まで生きたラムセス2世のミイラに対面する。残る頭髪に、その顔に王者の風格を見る。
2019-10-17 カイロからルクソールまで飛行機で1時間。到着後、ナイル川に停泊中のCrown Emperor号に乗船。部屋は広く、バス、トイレ等もホテルと遜色なし。バスでカルナック神殿に行く。メルセス2世が3200年前に建てた神殿には巨大な柱が立ち並ぶ。柱の周りを手をつないで囲う。12人! 柱の一本一本には古代エジプト文字、文様が下から上までぎっしり彫られている。ルクソール神殿も壮大さにおいてカルナック神殿と変わらない。砂中に何千年も埋もれていたおかげで建造された時の姿を今見ることができる。船での夕食時、船のクルーが鐘をたたきはやし立てる。我が同行の奈良氏の誕生日だ。クルーに連れ出され踊り狂うさまは、とても85歳とは思えない。同氏は東大卒で元武田薬品研究所長。多数の特許を持つ。氏開発の「いの一番」は今も主婦の必需品。シシリー島でマフィアに招待されたのが自慢。奥さんは皇室裏情報に詳しい。
2019-10-18 王家の谷に向かう。荒涼とした裸の山に囲まれた谷間に歴代ファラオの秘密の墓がある。唯一、盗掘を免れたツタンカーメンの墓への通路は壁、天井、至る所に色も鮮やかな文様、絵文字が刻まれている。王家の谷にはラムセス2世およびその後継者の墓が随所にあり外国人観光客が狭い洞窟内にあふれている。
ハトシェプスト女王葬祭殿は、かってここで悲惨なテロ事件があったことが嘘のような凛とした美しい佇まいで建っている。テロ以降、日本人観光客が途絶え、エジプト人のガイドさんは7~8年失業状態だったと嘆く。緩い坂のアプローチが、褐色の岩山を背にして建つ宮殿へ誘う全風景は灼熱の中にありながら涼しさを感じるほど美しい。
船に戻り、ナイル川に沈む夕日を出航した船のデッキから眺める。ナイル川に映えるまっ赤な夕日を5千年前のエジプトの人々も見たことを想い、悠久の歴史を想う。
2019-10-19 夜の間にナイル川を遡上した船は早朝、エドフに接岸。下船し、馬車に中野さんと同乗、ホルス神殿へ向かう。ごみごみとした狭い街路を馬車が行き交う。19世紀末、砂中から掘り出された巨大な神殿が厳として正面に姿を現す。2300年前の建造という。船に戻り、デッキのプールでU女と共に泳ぐ。日光浴をする相撲取りのような体型の女性たちに囲まれ我々はまるで子供。周りのデッキチェアーでは外人たちがのんびり寛いでいる。3時間のクルーズの間、窓外に移り変わる対岸の景色を見ながら読書。至福の時!下船し徒歩でコムオンボ神殿に行く。巨大な柱、刻まれた絵文字が夕日に輝く。2250年前に建てられたものでギリシャ時代の遺跡という。夕食後はガラベイヤ(現地の風俗着)を着てのパーテイ。わが仲間も買ったばかりの派手な模様のガラベイヤを着て参加し踊りの輪に加わる。くじ引きもあり楽しい夜。船はいつの間にか滑るように動き出す。
2019-10-20 小舟でイシス神殿へ向かう。湖底に沈む島から移築された神殿は船からみても力強い列柱に支えられ青空に屹立している。上陸して見ると歴代のローマ皇帝にも愛されたと納得のいく壮麗さ。素晴らしい景観のレストランでヌビア料理を味わった後、アスワンダム堰堤を見て、後はひたすら荒漠たる砂漠を走る。エセル湖(アスワンダム湖)が眼下に見えるホテルに到着。早速、エセル湖をバックに広いプールで泳ぐ。夕日をバックに泳ぐ。プールは我が一行のみ。存分に泳ぐ。
暗闇に浮かぶアブシンベル神殿の光のショウに息を呑む。夕食時、中野さんは船上パーティで当てたワインを皆にふるまう。席上、N氏夫人が仰天するような書くさえ憚れる皇室裏話を披露、みな絶句唖然。本当!?
2019-10-21 日の出前にアブシンデル神殿に到着。やがて神殿奥に一条の朝日が差し込みラムセス2世像を照らす。神秘さこの上なし。湖底に沈む運命の神殿を湖岸に移す際も3200年前と同様、年2回朝日が差し込むように腐心した移設技術に感嘆する。本番の明日は数万の人々がこの奇跡の仕掛けを見ようと押しかけるとのこと。1日前の今日は観光客もまばらでじっくり明日とほぼ同じ現象を観察でき大満足。昨夜は暗くて良く見えなかったラムセス2世と絶世の妃ネフェルタリの巨像が神殿正面に並ぶさまには圧倒される。アスワン空港への帰路、バス窓外砂漠のかなたに蜃気楼を見る。
2019-10-22 ピラミッド尽くしの一日。ダハシュールの屈折ピラミッド、赤のピラミッドを皮切りにサッカラの階段ピラミッド、クフ王のピラミッドと矢継ぎ早に回る。これらの近くには別のピラミッドもあり、ピラミッド、ピラミッドで感覚が麻痺し巨大さに圧倒される。クフ王ピラミッドの内部では天井の低い、狭い通路を腰をかがめて登る。観光客でごった返すスフインクスを後にラクダの行き交う砂漠に行く。Uさん親娘、K女、N・F女がラクダで砂漠を遊歩する姿をカメラに収める。
2019-10-23 小雨がパラつく中をバスは出発。雨予報で学校は休み。こんな小雨なのにとの疑問はやがて解消。雨を予定してないカイロの舗装道路に側溝排水溝はなく、至る所泥水がたまり、車はタイヤ半分が水没した中を走る。雨のないエジプトには傘がなく、梅雨時に日本を訪れたガイドのワっちゃんは連日の雨に大感激したとのこと。
モハメドアリモスクは城壁に囲まれた高台に聳えている。150年前、列国の支配から独立を勝ち取った勇者を祭るモスクからは美しいカイロ市街が一望に見渡せる。
ハンハリバザールの狭い通路は雨でドロドロ。出口の喫茶店テラスでチャイをのんでいると次々と物売りが声を掛けてくる。日本人とみると「山本山」「サラバでござる」が物売りの決まり文句。おかしい。カイロ空港でドバイ行のカウンターの長い列に並んでいると、横の列の外人が盛んに合図を送ってくる。怪訝な顔をしているうちにやっと思い出す。4日前、船のプールで身振り手振り、片言の英語、スペイン語でサッカー、柔道の事を語り合ったアルゼンチン人だ。一緒に泳いだU女に知らせ、3人で束の間の再会を喜ぶ。夫人も傍らでニコニコしている。プールで盛んにシンコ!ドバイ!を連呼し、指を折ってウノ、ドス、トレス、クアトロ、シンコと教えてくれた謎がやっと解ける。「ドバイで5日過ごす」ということ。6から10までも教えてくれたが我が記憶容量はシンコまで覚えるのがやっと。
2019-10-24 19:30 ドバイ発。ウッディ・アレン監督のMidnight in Paris ほかの映画をうつらうつらしながら観て過ごす。関空着は25日18時。馴染みになった皆に別れを告げ神戸行のバスに乗る。22時前我が家到着。シャケの夕食。やはりあっさりした日本食は最高。ゆったりした風呂もいい。目覚めたのは翌朝10:40.
2019-10-26 5000前のエジプトの遺跡を巡り当時の人々の事を想う。そして現在のエジプト人の生活も案外当時とあまり変わらないのではと思う。街は至る所ゴミが山積し、観光地では物売りが強引に物を押し付ける。その中には就学前らしき子供も混じる。家々は薄汚れ子供は裸足で遊んでいる。20年前の中国の北京、上海の古ぼけた瓦礫のような街で生活する人々を彷彿させる。中国は驚異的な発展を遂げたが、カイロは別にしてエジプトには当分古代から続く生活環境が変革する気配はない。5千年の悠久の歴史を生き、今後もその延長を続けて生きる覚悟をしているようにもみえる。何千年も時間が止まったような世界、それがエジプト。文明がそれを破壊するのを恐れる、とは部外者のわがまま?
2019-10-22 ピラミッド尽くしの一日。ダハシュールの屈折ピラミッド、赤のピラミッドを皮切りにサッカラの階段ピラミッド、クフ王のピラミッドと矢継ぎ早に回る。これらの近くには別のピラミッドもあり、ピラミッド、ピラミッドで感覚が麻痺し巨大さに圧倒される。クフ王ピラミッドの内部では天井の低い、狭い通路を腰をかがめて登る。観光客でごった返すスフインクスを後にラクダの行き交う砂漠に行く。Uさん親娘、K女、N・F女がラクダで砂漠を遊歩する姿をカメラに収める。
2019-10-23 小雨がパラつく中をバスは出発。雨予報で学校は休み。こんな小雨なのにとの疑問はやがて解消。雨を予定してないカイロの舗装道路に側溝排水溝はなく、至る所泥水がたまり、車はタイヤ半分が水没した中を走る。雨のないエジプトには傘がなく、梅雨時に日本を訪れたガイドのワっちゃんは連日の雨に大感激したとのこと。
モハメドアリモスクは城壁に囲まれた高台に聳えている。150年前、列国の支配から独立を勝ち取った勇者を祭るモスクからは美しいカイロ市街が一望に見渡せる。
ハンハリバザールの狭い通路は雨でドロドロ。出口の喫茶店テラスでチャイをのんでいると次々と物売りが声を掛けてくる。日本人とみると「山本山」「サラバでござる」が物売りの決まり文句。おかしい。カイロ空港でドバイ行のカウンターの長い列に並んでいると、横の列の外人が盛んに合図を送ってくる。怪訝な顔をしているうちにやっと思い出す。4日前、船のプールで身振り手振り、片言の英語、スペイン語でサッカー、柔道の事を語り合ったアルゼンチン人だ。一緒に泳いだU女に知らせ、3人で束の間の再会を喜ぶ。夫人も傍らでニコニコしている。プールで盛んにシンコ!ドバイ!を連呼し、指を折ってウノ、ドス、トレス、クアトロ、シンコと教えてくれた謎がやっと解ける。「ドバイで5日過ごす」ということ。6から10までも教えてくれたが我が記憶容量はシンコまで覚えるのがやっと。
2019-10-24 19:30 ドバイ発。ウッディ・アレン監督のMidnight in Paris ほかの映画をうつらうつらしながら観て過ごす。関空着は25日18時。馴染みになった皆に別れを告げ神戸行のバスに乗る。22時前我が家到着。シャケの夕食。やはりあっさりした日本食は最高。ゆったりした風呂もいい。目覚めたのは翌朝10:40.
2019-10-26 5000前のエジプトの遺跡を巡り当時の人々の事を想う。そして現在のエジプト人の生活も案外当時とあまり変わらないのではと思う。街は至る所ゴミが山積し、観光地では物売りが強引に物を押し付ける。その中には就学前らしき子供も混じる。家々は薄汚れ子供は裸足で遊んでいる。20年前の中国の北京、上海の古ぼけた瓦礫のような街で生活する人々を彷彿させる。中国は驚異的な発展を遂げたが、カイロは別にしてエジプトには当分古代から続く生活環境が変革する気配はない。5千年の悠久の歴史を生き、今後もその延長を続けて生きる覚悟をしているようにもみえる。何千年も時間が止まったような世界、それがエジプト。文明がそれを破壊するのを恐れる、とは部外者のわがまま?
2019年11月9日更新
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