公認会計士・税理士山本智広事務所
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「ジリ貧を避けんとしてドカ貧にならないよう」
表題の言葉は太平洋戦争の開戦直前の御前会議で、当時の海軍大臣が発言したと言われるものです。当時の日本は諸外国からの経済封鎖等で追い込まれていて、「このままではジリ貧であり、開戦により活路を見い出すしか日本の道はない」という強硬派の主張に反対して言われたものだそうです。
「ドカ貧」というのは聞きなれない言葉ですが、少しずつ少しずつ時間をかけながら状況が悪くなっていくことを指す「ジリ貧」に対して、急激かつ非常に状況が悪くなることを指すんだろうな、となんとなくニュアンスが伝わってくる感じがします。
ここ20年ぐらいの日本の経済状況は、多少の浮き沈みはありますが、まさに「ジリ貧」状態で、当然その中で活動している多くの日本の企業も厳しい環境が続いていて、「成長を目指すなら中国など海外に進出するしかない」という認識も企業経営者にとっては普通の認識として持たれるようになっています。
業種、規模、人材などの制約により海外に進出するのが難しい企業はどうすればよいのか?国内で成長機会を探すしかないということで、従来とは違う市場に参入したり、従来とは違う手法を考えたりして、多くの経営者の方が努力されています。
そうした努力は評価すべきものですし、そうした努力をしない企業は衰退するだけというのも正論ですが、中には無理な手法を強行して、ますます追い込まれてしまうこともあります。
「ジリ貧を避けんとしてドカ貧にならないよう」にする心がけが必要だと思います。
「ドカ貧」というのは聞きなれない言葉ですが、少しずつ少しずつ時間をかけながら状況が悪くなっていくことを指す「ジリ貧」に対して、急激かつ非常に状況が悪くなることを指すんだろうな、となんとなくニュアンスが伝わってくる感じがします。
ここ20年ぐらいの日本の経済状況は、多少の浮き沈みはありますが、まさに「ジリ貧」状態で、当然その中で活動している多くの日本の企業も厳しい環境が続いていて、「成長を目指すなら中国など海外に進出するしかない」という認識も企業経営者にとっては普通の認識として持たれるようになっています。
業種、規模、人材などの制約により海外に進出するのが難しい企業はどうすればよいのか?国内で成長機会を探すしかないということで、従来とは違う市場に参入したり、従来とは違う手法を考えたりして、多くの経営者の方が努力されています。
そうした努力は評価すべきものですし、そうした努力をしない企業は衰退するだけというのも正論ですが、中には無理な手法を強行して、ますます追い込まれてしまうこともあります。
「ジリ貧を避けんとしてドカ貧にならないよう」にする心がけが必要だと思います。
2011年9月16日更新
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