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持続化給付金・・・行きはよいよい、帰りは?

 皆さん、大変ご無沙汰しております。
気がつけばもう9月。マスクが足りないといっていた頃から半年近くが経ちました。ビックリです。
 さて、皆さんご存じの持続化給付金。売上が前年同月比で50%以上減少している事業者を対象に、中小法人などには200万円、個人事業者は100万円を上限に現金を国が給付してくれる制度です。制度が出来たばかりの頃は、イレギュラーなケースが多発し、てんやわんやしておりましたが、最近やっと落ち着いた感じですよね。

 この持続化給付金。今の時点で300万件を超える申請があったようです。とても有難い制度なのですが、不謹慎にもあの手この手を使って不正受給しているケースも多発しているとのことで、とうとう中小企業庁がTwitterにて「持続化給付金の不正受給は犯罪です!警察と協力して厳格に対処します!」と発表する始末・・・。実際に逮捕される案件も出ていますね。
 さて、この持続化給付金について、税理士の間でまことしやかにささやかれている噂・・・。持続化給付金を受給すると、税務調査の対象になる!これは、実際の所はどうなのでしょうか?
 実のところ、今はまだコロナ感染が治まらず、税務署もそれどころではありません。
問題は、コロナ感染が一段落ついたとき。アフターコロナの時期にどうなるかですが、 必ずしも 持続化給付金の受給=税務調査の対象  と言うわけではありません
さすがに、300万件以上の税務調査は無理です。けれど、コロナの影響で大多数の法人・個人が大打撃を受けた中、常に黒字をキープしている場合などは目立ちます。けれど、持続化給付金の申請月だけ売上が少ないぞ・・・となると、かなり怪しい感じです。

 不正に売上の計上時期をずらしていないかな?という疑いをもたれてしまうと、どうしても調査対象になりやすくなります。
 あと、大切なことを一つ。持続化給付金は、特別定額給付金とちがい非課税ではありません。課税対象です。よって法人は必ず「益金算入」個人は「事業所得の雑収入」に計上をお忘れ無く!(雑所得ではありませんよ)

 すでにご自分で持続化給付金を受給された方で、ご自分の処理が不安に思われる方は、ご相談下さいね。ご自分は本当に申請の対象であったのか、受給した給付金の処理など、微力ながらできる限りアドバイスさせていただきます!

※ 何件か持続化給付金についてご相談のお電話をいただいております。
教えていただいた情報の範囲内で、はっきりしていることはお答えはさせていただいておりますが、過去の申告書および試算表などの必要書類、申請時の内容など、きちんと資料を精査した状況というわけではございませんので、持続化給付金の受給が適正であったかどうかなど、お電話では無責任にお答えはできませんし、しておりません。申し訳ありませんがご了承下さい。もしも、本当に不安に思われる方は、きっと相談にのって下さる先生もいらっしゃると思いますので、お近くの税理士などの専門家に問い合わせて、資料を精査して判断してもらうことをお勧めします。
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