1.インボイス（適格請求書）とは、登録番号・取引内容・消費税額等の法定事項が記載された請求書や納品書・レシート・領収書等のことを言います。
2.インボイス制度（適格請求書等保存方式）とは、令和5年10月1日から導入される仕入税額方式のことです。
3.売り手側の義務として、買い手側（課税事業者）からの求めに応じてインボイスを交付し、その写しを保存しなければなりません。
4.買い手側の義務として、売り手側が発行したインボイスを保存していなければ、原則、消費税の仕入控除が出来なくなります。
5.このため課税事業者は、新たにインボイスの登録をしなければなりません。
6.これまで免税業者であった売り手も、これからは買い手側からインボイスの発行を強く求められますので、取引を続けていくためには、やむなく課税業者を選択して、インボイスの登録をしなければならなくなります。
7.零細な免税業者に非常に酷な改正です。ただし、あまりだということで免税業者が課税業者になった3年間は軽減措置として、消費税納付を20％に抑える軽減特例が令和5年度改正で設けられます。