相続税については通常、税務調査があります。事業を営んでいる方は税務調査の経験があると思いますが、事業を営んでいない方にとっては初めての経験ですから大変緊張することと思います。
※税務調査は、相続税の内容が正しいかどうか、申告漏れがないかどうかを確認するために、税務署が行います。
税務調査は申告した年度中もしくは翌年がほとんどです。相続財産の計上漏れがないかどうかが調査の中心となりますが、調査の対象となった納税者のうち約90%が何らかの申告漏れを指摘されるといわれています。指摘として一番多いのは現金預金です。税務調査では銀行など金融機関に残高や過去の取引の照会をします。亡くなった方の資金の流れで、相続人が把握していなかったものについても明らかとなります。