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外注費と給与の違い

インボイスの登録に関して最近、外注費と給与の違いを質問される方が増えてきたので、簡単にまとめておきます。
給与とは、雇用主が従業員に支払う労働への報酬であり、労働時間をもとに残業手当などの諸手当も含め報酬が支払われたりする。月収として毎月定期的に支払われます。
外注費とは、外部の法人または個人と請負契約を締結して、自社の業務の一部を外部委託して支出した費用です。
それでは、もう少し具体的に判断を示すと。次のような感じです。(あくまで税務的な判断であり、労働関係からみれば異なる可能性があります。)
基本的に請負契約か雇用契約かによって判断されるが、税務上はこれに業務実態を加えて総合的に判断してください。
その業務は第三者が遂行できる→ NO〈給与〉
     ↓YES
指揮監督人の指示を仰がず作業の内容方法を契約者自身の責任で行うか→ NO〈給与〉
     ↓YES
業務が完遂しないと、報酬も支払われないか→ NO〈給与〉
     ↓YES
材料や用具の購入は契約者が支払う必要があるか→ NO〈給与〉
     ↓YES
〈外注費〉
ここで、もう一度消費税の計算方法を簡単に説明すると、
「課税売上にかかる消費税」-「課税仕入にかかる消費税」=「消費税の納付額」
つまり「課税仕入にかかる消費税」が多ければ多いほど支払う消費税が少なくなる。したがって、課税仕入取引に該当する外注費の方が雇用側的にはメリットがあるが、税務調査の際に外注費が給与認定になると、追加で税金を納めなければならないので注意しましょう。
2023年2月27日更新
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