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FXと暗号資産(仮想通貨)

昨日、高校の同級生が早期退職してFXと暗号資産(仮想通貨)を始めたので、課税関係が知りたいということで、最低限の説明をした。そこで、超簡単にまとめておきます。

FX取引(外国為替証拠金取引)とは…
一定の証拠金を担保として、その証拠金の何倍もの金額で外国通貨を売買する取引です。
まとまった資金を要する株式投資とは違って、FXは少額投資で始められます。(それが人気の一要因です。)少額資金で多額の儲けを得られる魅力もあるが、その分多額の損失を被る場合もあります。
 FXで生じた差益は、「先物取引にかかる雑所得」として、20.315%の税率で申告分離課税の対象です。利益が生じても所得税の源泉徴収は行われないために確定申告が必須となります。取引で損をした場合、翌年以後3年に渡って、繰り越すことができます。繰り越した損失は繰り越された年の「先物取引にかかる雑所得」から差し引くが可能です。

暗号資産(仮想通貨)とは…
 一般的には財産的価値を持ち、銀行などを介さずにネット上で取引できる電子データ資産を意味します。世界共通の通貨で様々な国で利用可能、両替にかかるコストや手間が省かれます。
管理主体をほぼ持たず個人主体の取引方法のため、世界中365日いつでも取引可能です。これも少額投資から始められます。しかし通貨によって価格変動の振れ幅が大きく資産が目減りする懸念もあります。
 暗号資産の取引による利益は、総合課税の雑所得として課税されます。
課税される取引を具体的に示すと
① 保有する暗号資産を売却
② 保有する暗号資産で商品購入
③ 保有する暗号資産で他の暗号資産を購入
売却損や交換損が生じたときは、その年の総合課税の雑所得のなかで通算可能です。

ついでに金・プラチナの現物取引の税金…

金・プラチナを現物取引として売却した場合の売却益は、総合課税の譲渡所得として課税されます。所有期間が5年を超えれば、長期譲渡所得として課税される所得が1/2にされるので、とても有利です。売却損が生じた場合、その年の総合課税の譲渡所得の中だけで通算可能です。
2022年9月9日更新
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