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狂乱物価


日本の物価が異常に高騰したことです。今から約50年前の1973年に起こりました。
原油価格がほぼ4倍に急騰し、インフレ率(消費者物価指数上昇率)は20%を超えて深刻な状況でした。当時父母が家庭用品店を営んでいたので、朝シャッターを開けるとトイレットペーパーを買う人が待っていたのを思い出します。
原因は、田中角栄内閣の日本列島改造計画による地価の高騰と金融緩和による過剰流動性などに加えて、オイルショックが起こったことです。
狂乱物価は中東戦争とともに訪れました。前年にイスラエルとアラブ諸国間で第四次中東戦争が勃発すると、産油国は原油の価格を引き上げると同時に、アメリカをはじめとするイスラエル支援国への輸出停止に踏み切り、日本も巻き添えを食らいアラブからの原油輸入が途絶しました。
原油の国際価格は急騰し、日本でも石油関連製品の値段が急上昇しました。こうした中で原油不足でトイレットペーパーがなくなるという噂が日本国民の間に広まり、多くの消費者がパニックを起こしてスーパーに殺到しました。この時トイレットペーパーの価格は店によっては3~4倍の価格でも売り切れたと聞いています。
急激な物価高騰が発生したことで、この時は消費者物価指数が、1973年で11.7%、1974年で23.2%も上昇しました。
原油をほぼ輸入に頼る日本の将来に対する悲観が強まり、日経平均はほぼ2年間にわたり下落傾向となりました。
このようなインフレ経験のあるなしによって、今の日本経済で、その恐怖感が違ってくると感じられます。若い経済学者や評論家が多額の赤字国債を発行しても「怖くない」という根源はここにあるような気がします。喉元過ぎれば熱さを忘れる。
2025年11月11日更新
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