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自社株の買い入れ(株主への利益還元)

自社株買いとは
会社が自らの資金を使って、株式市場から自社の株式を買い戻すことを指します。株式市場から自社の株式を買い戻しし、その株式を消却することで会社の発行済み株式総数が減少し、1株当たりの価値は高くなります。株主への利益還元やPERやROEの改善等を目的にすることが多いです。1年の中で発表が最も多いのは4月下旬〜5月で、多くの会社が本決算の発表のタイミングに合わせて公表します。(米国では株主への配当と同様にボーナス的意味合いで頻繁に行われます。)

株主への利益還元
1株当たり利益は、企業が生み出した利益(純利益)÷発行済み株式数で計算されています。自社株買いが行われると、分母である発行済み株式数が減りますから、1株当たり利益が上昇。つまり株主としての持ち分に帰属する利益が増え、株主価値が大きくなることにつながるのです。

PERやROEの改善
PER(株価収益率)は、株価の割安・割高かを判断する指標です。PERは株価÷1株当たり利益で算出され、自社株買いにより1株当たり利益が上がると、PERの数値が低下し株価が割安と判断され、買われやすくなります。
他方、企業が株主などから調達した資金を活用し、どれだけ収益を上げているかを示す指標に、ROE(自己資本利益率)があります。
ROEは、この数値が高いほど株主が出資した資金をもとにより大きな利益を稼いだことを示します。 ROEは当期純利益÷自己資本で算出しますが、自社株買いは自己資本を減らすため、ROEが改善します。ROEが上がると、資本効率が改善したと評価され、選好されやすく、株価上昇につながることが期待されます。
2026年8月21日更新
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